・健康管理は安全管理から

昭和伊南総合病院の救急救命センター問題は、しばらく目が離せない状態です。
一昨日の書き込みにショッキングなコメントをいただいています。

昨年昭和伊南の泌尿器科の先生が倒れられて、同病院に運び込まれましたが対応できず、伊那中央へ救急車で搬送される途中でお亡くなりになったそうです。
合掌。

病院で働いている医師の命も救えないとは・・・。
病状が不明ですし、医療の専門家でもないので治療の不備が原因で救えなかったのかは判断できません。
だから、救急救命センターとしての力不足と断定するには至りませんが、市民としては『やっぱりな。』と思ってしまいます。


同病院では、人工透析に支障があって死亡事故が起きています。
・長野日報へのリンク 『人工透析で1人死亡1人重症 昭和伊南病院で』


原因は水道水にあると考えられています。
人工透析水は透析原液を水道水で希釈して使用しているからです。
操作ミスや装置の異常が発見できないことから、保健所では重要な原因として調査していた。
・長野日報へのリンク 『人工透析水を集中調査 駒ケ根の病院肝機能障害』


水道水を浄化している切石浄水場は、ずさんな安全管理が問題視された施設です。
http://d.hatena.ne.jp/komachan/20050603
安全管理の進んだ浄水場と、切石浄水場のようにほとんど何もしていないような危険な浄水場では、職員の安全への意識、供給水の二重三重の危険探知機能、施設の管理体制など、天と地ほども違います。
このような危険性の高い水道水を使った昭和伊南総合病院の安全への意識の欠如は深刻です。
水質を担保する最低限の設備であるはずのRO装置(逆浸透膜浄化装置)ですら設置されていない、未熟な医療設備で運営されています。


『水道水はきれいなはずだ。』


との思い込みがあったことは否定できません。
しかし、水道水の管理責任者は中原市長ですから、安全管理は問題が発生してからの後追いが当たり前です。
残念なことに、昭和伊南総合病院の管理責任者も中原市長ですから、水道水の危険性を認識できる環境にありません。


今年度は人工透析センターの建設を計画しているようですが、原因究明を闇に葬ったままの状態で、新たな施設を作ることに不安が募ります。
中原さんに医療機関を任せている現状は、あまりにも危険だと思います。
同病院の救急救命センター存続の条件に、管理者から中原市長を外すことを付け加えてもらいたい。