・県議の採点種目が始まった

13日、長野県の臨時県議会が始まり、村井知事と県議会の馴れ合い体質が明らかになりました。
副知事に腰原前大町市長の就任が決まり、是々非々どころか是々是々議会ですね。


村井知事は、自分の常識に基づいて施策を打ち出してきますので、
多くのものが一般県民からすれば非常識に映ると思います。
選挙で当選させてしまった責任上、ある程度までは文句が言えませんが、
待った!_を掛けられるのが県議会のはずです。


ところが、常識だったら提案するのもはばかられる、選挙対策本部長の登用を許可した県議たち、
誰が賛成して、誰が反対したのか、ちゃんとチェックしましょう。
このブログのデータベースに、県議採点表を作りますので活用してください。
http://www.geocities.jp/komachan_data/kengi/



皆さんからの情報で採点していきますので、どしどしメールで教えてください。
komachan0@yahoo.co.jp
一括して教えてもらえる場合は、コメントでも受け付けます。
もちろん提案事項の重要性や問題点も教えてください。


すぐに重要提案として出てくるのが高校再編ですが、これはちょっと複雑になりそうです。
知事選で「(地域住民との)合意がないものは白紙に戻す」と公約した村井知事ですが、
1日の就任会見で「県議会の同意が得られれば、地域合意が得られたものと考えてよい」と、
でたらめな理屈を並べ始めたからです。


一方では、同じ就任会見で車座集会について触れた際に、

県会議員さん方は、今から4年近く前の、3年半前の選挙で選ばれた。その時点での民意を代表しておられるってなことを考えますと、今の民意は何なんだっていうことを掴むためには、ちょっと別のことをしなきゃならない

まったく整合性が取れていない県議会と民意の扱いだと指摘したい。
村井知事は、自分の都合の良いように民意を使い分ける腹のようです。
誰が入れ知恵したのか、かなり悪知恵の働く秘書か参謀が後ろに控えていそうです。


県議会は、村井知事の稚拙なテクニックに翻弄されているようでは困ったものです。
否決すれば県議会の責任になってしまう、知事の作戦に乗ってしまう必要はありません。
高校再編は、知事が「合意のないものは白紙」と言ったのだから、知事の公約違反をはっきりと指摘して、
提案が審議に値しないとの意思表示をして、提案そのものを差し戻すくらいの覚悟があってよい。


県議会と共に心配なのが、県の審議会や検討委員会。
村井知事は、秘密会議にしたいようです。
産経新聞 審議会「一部非公開望ましい」 知事、本音の議論重視 記事引用→*1

傍聴が可能になっている審議会などの審議については「タブーや本音の議論ができない」と述べ、実利面を重視して一部は非公開とするほうが望ましいとの認識を示した


県民が聞いていると本音の議論ができないような委員なら辞めてもらいましょう。
そのうちには、酒が入らないと本音が言えない_なんて言い出すんじゃないでしょうか。
「国が密室でやっているから県も見習え」では、本末転倒でしょう。
国のやっていることは何でも良い見本だとの思い込みがあるようです。
お上意識が擦り込まれているので、県民本意の情報公開には馴染めそうにないですね。

*1:県知事選で村井仁知事を応援した県議会の7つの会派は8日、県政運営の透明性の向上などを求める要請を村井知事に対し行った。知事は「公職にあるものは、説明責任を果たさなくてはならない」と強調する一方で、原則、傍聴が可能になっている審議会などの審議については「タブーや本音の議論ができない」と述べ、実利面を重視して一部は非公開とするほうが望ましいとの認識を示した。審議会や検討委員会は、県政課題の諮問を県から受け、委嘱された民間の専門家らが議論して、答申・報告を行う機関。住宅や医療、都市計画などの県政課題に応じて設置されており、個別の企業や個人に関連する会議以外は公開している。村井知事は県庁内で行われた7会派幹部との会談で、全面公開の審議会においては「委員の発言が不自由になる」として、闊達(かったつ)な議論の障害となりうるとの考えを示した。首相の諮問を受ける国の審議会・調査会では、結論が出るまで委員長らが会議終了後に要約を説明したり、後に議事要旨を公表したりする方式が少なくない。村井知事は、国政の経験を踏まえて、こうした手法に切り替える可能性を示唆したものとみられる。しかし、一部審議会のメンバーには、田中康夫前知事と親交のある委員が入り、議論の紛糾も予想される中、非公開になれば政策決定過程が不透明になる可能性もある。