・新ごみ処理施設周辺住民の声

上伊那広域連合が計画している新ごみ処理施設建設に、地域住民が声を挙げ始めています。


10月14日に下川手の地区総会が開かれる見込みと知った、周辺区の住民が、
下川手区および区議会議員に要望書を提出したようです。
内容は、かなり厳しい表現が用いられています。


手良の地区有志から下川手区に提出された要望書の内容が伝わってきています。

  • 新ごみ処理施設の建設について−−−手良新ごみ処理施設を考える会

日々伊那市の地区自治発展のためにご尽力され、ご苦労様です。
過日、新聞等で伊那市中央清掃センター隣接地へ上伊那広域連合の新ごみ処理施設を建設した場合の検討結果が下川手区臨時総会で説明されたとの報道がありました。
 この問題は、貴区のみならず三十年の長きにわたって伊那市中央清掃センター焼却炉の排気ガスにさらされてきた当手良地区としては区民、特に保育園、小中学校の子供達への健康への影響が心配です。
 また、焼却炉の排気ガスの影響が大きいといわれる近隣周辺地区である手良地区には行政の情報公開も地区民の合意もないまま新ごみ処理施設の建設の話が進められるのは大変不本意であります。
 以上のことから次のことをご配慮くださるように要望いたします。

  • 焼却炉の排気ガスの影響が大きいといわれる施設の近隣周辺地区である手良地区へも新ごみ処理施設の建設についての情報の公開を行うこと。
  • 新ごみ処理施設の建設については施設の近隣周辺地区である手良地区民の合意も得ること。


同様の要望書は、

  • 福島新しいごみ処理施設を考える会
  • 上牧新しいごみ処理施設を考える会

からも出されているようです。


一方、ごみ焼却処理の減量を目指す市民団体が、受益者であり被害者でもある市民に対して、
この問題に関心を持ってもらおうと、「上伊那の暮らしと環境通信」を発行しました。
内容は、現在地にある焼却炉は燃やし続けて30年になり、その結果竜西に比べ竜東・手良・富県地区の
ダイオキシンによる土壌汚染濃度が高いことを指摘。
手良の山が近く、排気ガスが滞留現象を起こす同地区への設置は不適当としている。


指摘を裏付ける濃度分布図は→ダイオキシン濃度分布