・穴あきダムは検討尽くした結論か

炭平

 浅川に、「穴あきダム」を建設する県の新たな治水対策案について、村井知事は

『ダムなし』で本当に対策ができるのか微細に説明を聞き、可能かどうか真剣に探った。ダムにはしゅんせつコストがかかったり、自然環境に負荷をかけたりする問題点もある。1つの選択肢として穴あきダムがあった。

と述べ、検討を尽くした上での結論だと強調しました。


 また、原悟志土木部長は、旧ダム計画の本体工事費が130億円、
ダム代替案として前県政が検討した放水路と遊水地を組み合わせる案は190億円
との試算を示し、100億円と見込む穴あきダム案が、費用面でも優位だと説明。


 ところが、21日の代表質問で共産党・毛利氏に痛いところを衝かれて沈黙・・・。

浅川の計画は、島根県の益田川ダムに比べて貯水量が六分の一なのに、コンクリートの量は二倍。重さが二倍なければ安定しない危険性と経済効率の悪さを示している。


一方で長野市は、県が浅川に治水専用の「穴あきダム」を建設する方針を発表したのを受け、
旧ダム計画で予定していたダムからの取水(利水)方針を撤回することを明らかにした。
鷲沢市長からは、あまりにも潔いコメントが出ている。

社会的情勢やダムの必要性を踏まえ、利水事業を放棄することにした。水源は多い方が良いが、水量は足りている。

  • 水量が足りているのに、なぜ利水で必要としてダム建設を求めていたのか。

 ⇒利水が必要だからではなく、ダム建設の理由に利水が必要だった。

  • 社会情勢を踏まえて放棄した_の社会情勢って?

 ⇒自社の利益を考慮して、市民益を反故にしてでもダム建設によるコンクリート特需を選択した。


 村井知事と鷲沢市長が「検討を尽くした」のは、自身ならびに取り巻きの利益が最大となる選択肢。


 公共事業の適正を判断するには、推進している関係者に、その事業によって利益を得る者の有無がある。
コンクリート会社を所有する市長がダム建設に積極的ならば、事業の適正は皆無といっていいでしょうね。
誰の目で見ても、利益誘導以外の何ものでもない。


 さらに、こういうのも利益誘導と言うんじゃないかな。

助成金申請手続きは、設置者により、長野市へ手続きが必要となります。弊社(炭平コーポレーション)でも申請の事務手続きを、有料にて代行して行ないます。家庭にダムを(炭平コーポレーション)