・世界の信頼を失う温暖化サミット

ハイリゲンダム・サミットに出席した各国首脳日本の政府は、国民をだますだけにとどまらず、世界に嘘をつこうとしているのかと思うと、いたたまれません。

温暖化ガス削減目標、日本は50年メドに60―80%・政府が調整
 政府は7月の主要国首脳会議(洞爺湖サミット)を前に、2050年までの温暖化ガスの国内排出量の削減目標を設定する方針を固めた。削減幅は6―8割を軸に調整している。温暖化ガス排出の過不足分を企業間で取引する国内排出量取引制度の導入に前向きな方針も打ち出す。地球温暖化問題が主要議題となるサミット議長国として、自国に高い目標を課すことで国際交渉を主導する狙いだが、達成に向けたハードルは高そうだ。

 6月初めにも福田康夫首相が表明する見込み。町村信孝官房長官は10日、札幌市内での講演で「日本は50年にどうするのかという答えをまだ出していない。できれば6月上中旬に地球温暖化対策に関する福田ビジョンを発表しようと準備している」と述べた。「洞爺湖サミットが成功裏に進むように、いろんな国に働きかけていく」とも語った。=日経ネット=

できもしない「60-80%削減」を世界に公表しても、政権を握っている人たちは死んでしまっているので責任を問われない。

笑いものになるのは、そのときに日本を支えているであろう今の子供たちです。


京都議定書の-6%の目標すら達成が困難と見られている日本が、その十倍以上の削減目標を掲げて、誰が信用するというのでしょうか。

あまりに不条理な、ここまで無責任な政府が日本を牛耳っていることに日本人として許せますか?

国民を情報戦略で思うように動かし衆院の絶対権力を握ったことで、自民党独裁政権は国の将来よりも今の自民党の生きる道筋のためだけに政治を行っています。


日本の総理大臣が世界に嘘をついていることを子供たちが見抜かないと思っているとしたら、日本の政治家たちはあまりに知能が低すぎます。

「言うのは自分たちだが、やるのは他人」、何でもいえるし、何もしなくても利権に潤って優雅な人生を送れる。

腐敗しきった自民党を筆頭にした政治家たちに、天罰は下らないのだろうか。