・自家栽培の小麦粉で手打ちうどん

山田屋製粉所というのが宮田村にある。

製粉はもっぱらここに頼んでいる。

今回は、小麦粉をお願いした。


今年収穫した小麦は、ハルユタカという品種。

北海道の一部で栽培されていますが、パンを焼ける貴重な国産小麦らしい。

知人が種を分けてくれたので育ててみたが、ビギナーズラックで何の問題もなく収穫できた。


播いたのは1.1kgで、収穫は玄麦で76kg。

だいたい70倍の計算だが、米は150倍くらいにはなるので、比較すると半分だな。

はじめて栽培した割には、標準収量まで行けたのはラッキーだったからだろう。

ハルユタカは栽培が難しいから栽培量が少ないというからね。


山田屋製粉にお願いした玄麦は15kgで、粉になっ帰ってきたのが10kgだった。

随分と減るもんだな〜。

製粉費用は玄麦1kgあたり100円だった。


早速、今晩は手打ちうどんにして食べてみた。

水が多くて柔らかい生うどんになったが、ゆで上がりのこしはなかなかだ。

水分が多くなったのは、市販の小麦粉と同等で水を入れたので、含水率が高めの我が家の粉では水分過多になる理屈だ。


それよりも何よりも、味がいい。

市販の小麦粉で打ったうどんとは明らかに違う。

無農薬栽培のハルユタカは幻の小麦粉と呼ばれているらしいが、この味わいは、そう言われる価値はあると思う。


うどんの次はラーメンが目標だ。

我が家の主食自給率は小麦粉を自給したことで、ほぼ100%に近付いた。

自給率を上げたことで、米も小麦も特上の味わいになったのだから、苦労の甲斐があったというものだ。

米麦ともに栽培は全然大変じゃないですけどね。