・機械整備のつもりで壊してしまうことも

今日は、機械との相性があまりよくなかった。

麦の種まきの準備をしようとトラクターを動かそうと思ったら、後ろに荷物を置いてしまってあったので、どかさなければならない。

幸い、パレットに載っていたのでフォークリフトで運ぼうとエンジンをかけた。

ところが一瞬かかった後は、うんともすんとも言わない。


最近、フォークリフトのエンジンが不調だが、全くかからないのは今日が初めて。

プラグの火花やキャブレターまでの燃料の供給には問題がないので、キャブレターの詰まりが疑われる。

気乗りはしなかったが分解して整備することに。


買ってから五年間はキャブを開けたことがなかった。

案の定、かなり汚れている。

手当たり次第に外せるものは外して、エアーガンで詰まりを除去していく。


それなりに順調に作業していたところ、ダイヤフラムを支えるスプリングを外したところで、手元が狂った。

一瞬スプリングから目が離れて、フォークリフトの操作席の足もとに飛んだ(ように思えた)。

探しても見つからない。

床のカバーをすべて取り外して、内部をくまなく探しても見つからない。

地面に落ちているかと探しても見つからない。


無くなることはないのだから「どこか」にあるはずだが、見つからないこともある。

日が改まって見つかることもあるので、今日のところは代用のスプリングを取り付けてごまかすことにする。

いろんな機械を分解したときに出てきた様々なスプリングが在庫してあるので「それなり」のものはあるはずだから。


外した時の感触に近いスプリングを「スプリング入れ」から物色して、取り付けてみる。

アクセルのレスポンスが少々遅れるが、使えないことはない。

始動性は改善したからよしとするか。


気乗りしない時に、日ごろ触らない機械を分解整備すると、良くない結果に終わることがある。

今日はそういう日だったのかもしれないな。