・家中の結露を止めるぞ

カインズホームで中空ポリカ板を大量に買ってきました。

ポリカのプラダンなどとも呼ばれているようです。

同類の製品でツインカーボが有名ですね。


断熱効果を期待してですが、結露を止める効果が極めて高い。

中空構造で熱抵抗が比較的大きいうえに、ポリカーボネートは比熱がガラスの1.7倍あるから相乗効果で熱を伝えにくい。

外気温が低くても中空ポリカの内表面温度が下がりにくいからです。


使い方はいろいろあって、網戸の代わりにガラスサッシの外側に取り付けるパターンと、サッシの内側に木枠を取り付けて中空ポリカを滑り込ませるパターン、さらにサッシの内側に位置する障子の内側に木枠を追加してそこに滑り込ませんるパターン。

いずれも寒くなくなったら取り外しておける。

一番手軽なのは、網戸レールの内側にはめ込んでしまうパターン。

開け閉めしない短尺の窓ならこれで十分。


断熱の決め手は気密性なのだが、中空ポリカは長尺で使うとたわんで隙間ができてしまう。

サッシ枠や障子の框に木枠を貼り付けるのはそのためです。

氷点下3度でも居室の窓が結露してません。

ポリカを取り付けていないサッシは結露でびしょびしょ。


ホームセンターで結露防止シートという名称の使い捨てのプチプチのような製品が売られていますが、高いものは6尺×3尺で千円近くする。

中空ポリカは耐候性があって耐久性が高いから、1980円という二倍の価格差はすぐに元が取れるし効果も高い。

ガラス戸レールを使って簡易二重窓を作ることも可能だ。


家中の窓を結露させなくするのにかかる費用は6万円ちょっと。

在来工法の家なので窓が広くて、54m2もあるからです。

真空ガラスに変えると150万円以上だし、内窓でもその半額程度はかかってしまうことを考えると、断然安い。


メーカーさんが、網戸サッシ枠に中空ポリカをはめ込めるような新しい製品を作ってくれたら、安くて効果が高い断熱&結露防止のヒット商品になるように思えるのだが。

網戸レールは一本しかないから開け閉めできるようにするには・・・。

解決しなければならない課題はたくさんありそうです。