・飯島+駒ヶ根=ヤマウラ

時事通信社が実施した世論調査によると、鳩山内閣の支持率は30.9%となり、政権運営の「危険水域」とされる20%台目前となった。

政党支持率は、民主が19.3%(同3.5ポイント減)と、昨秋の政権獲得後初めて20%を割り込んだが、自民は15.2%(同0.6ポイント増)にとどまっている。

鳩山由紀夫首相と小沢一郎民主党幹事長の「政治とカネ」の問題に続き、小林千代美同党衆院議員をめぐる違法献金事件が表面化し、鳩山政権への批判が高まったことなどが背景にあるとみられる。


小沢問題では、「政治家は疑わしきは身を処すべき」と思っている。

同調査でも、小沢氏の進退については8割が幹事長辞任を求めた。

しかし、事件の発端にも疑わしきが多々ある。


週刊ポスト2/19号に、《「小沢抹殺」黒幕は「小泉」だ!》という特集記事が掲載された。

小泉元首相が何かをするわけではないので、実行犯は懐刀だろう。

小泉政権下で裏の仕事は全て飯島勲首相秘書官が行っていた。1972年小泉が衆議院初当選しての秘書で小泉と共に政治人生を送ってきた盟友である。

飯島勲とくれば次のキーワードは、駒ヶ根、ヤマウラとなる。


ちょっと古いが2003年の中央ジャーナル記事が今でも生きている。


飯島勲首相秘書官の生まれ故郷は長野県上伊那郡辰野町。  辰野町厚生労働省からの補助金が突出して多く、福祉施設が相次いで建設されている。  その大口案件の受注はヤマウラと松田建設に集中している。両社とも小泉首相資金管理団体「東泉会」に献金したスポンサー企業である。  ヤマウラ(東証一部上場、山浦裕政会長)は長野県駒ヶ根市に本社がある中堅ゼネコンで飯島首相秘書官と親密。飯島の別荘(駒ヶ根市)の建築を請け負い、敷地も提供した。  ヤマウラは平成十三年、社会福祉法人の許可を厚労省から得て、特別養護老人ホームを経営しているが、国から約五億円の補助金が出ている。

さらに同年の朝日新聞が詳細に書いている。


「別荘」は長野県駒ケ根市にあり、出身地の同県辰野町から遠くない。飯島氏は年に数回、訪れて数日滞在するという。登記簿などによると、木造平屋建て(床面積約160平方メートル)で敷地は約630平方メートル。00年8月上旬に完成した。ほぼ同時に2300万円の抵当権が建物に設定されたが、1年11カ月後の02年7月に解除された。敷地は地元の建築会社の借地で、建物も同社が建築。県に提出された工事経歴書によると請負金額は2500万円。

ヤマウラと飯島勲元秘書官の関係は、これらの記事から誰の眼にも明らかだ。

駒ヶ根病院でクレーンが倒れて一人死亡しただけの事故だと、簡単に考えられない理由がここにある。

多くの建設関係者が指摘する違法な建築現場が放置される要因を理解するための方程式が出来上がる。

飯島+駒ヶ根=ヤマウラ


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駒ヶ根病院の事故を追い続ける理由がわかっていただけると思う。