・ヤマウラの欠陥建築で立て直し命令


ヤマウラによる欠陥建築が司法によって糾弾されました。

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建設工事に重大な欠陥があったとして、中信地域の温泉宿泊施設の経営者らが施工業者の建設業「ヤマウラ」(駒ケ根市)に建て替え費用などを求めた民事訴訟の判決が2日、地裁伊那支部であり、気賀沢耕一裁判官は欠陥を認め、被告側に約2億9500万円の損害賠償を命じた。訴訟で原告側は、1998年に完成した同宿泊施設は水田だった土地に建設されたにもかかわらず、軟弱な土地に適した基礎工事をしていないと指摘。このため建物が地中に沈んで地下の梁(はり)に亀裂が多数発生するなどし、建て替えの必要があると主張していた。被告側は、適切な工事だったと反論していた。
 気賀沢裁判官は、第三者の鑑定に基づき、「基礎工事をやり直して建物を建て替えなければならない重大な欠陥がある」と原告側の主張を認めた。賠償額は原告側の見積もりである点を考慮し、約6000万円を減額した。
 ヤマウラの担当者は「納得のできない判決」と話し、近く控訴する意向を示した。 =中日新聞 2011年9月3日=

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この判決を建築業界では「何を今更・・・。」と受け止められていると思う。
ヤマウラの欠陥物件は社会に蔓延していますからね。
しかし、報復が怖くて表ざたに出来ないで泣き寝入りしている人もいるのではないだろうか。

実際にヤマウラの欠陥物件の検証に立ち会ったことがある。
給水管よりも細い排水管が施工されていた現場だ。
有り得ない施工を平気で実行するところがヤマウラ品質なんだと実物を見て納得しました。

駒ヶ根にも欠陥が疑われる別件は少なくないのでしょうね。
ヤマウラが施工したアパートでは雨漏りして当たり前という声も聞きます。
重大な瑕疵でなければ欠陥ではないというのがヤマウラ感覚なのかもしれません。

ヤマウラの建てたマンションに暮らす人には「運」が必要ですね。
災害に遭わないように祈ってます。