・EV普及のカギは「性能より価格」

消費者が電気自動車(EV)に求めるのは、性能よりも価格の安さ――ガリバー自動車研究所がこのようなアンケート結果をまとめた。

 「次に購入するとしたらどんな車」という質問(複数回答)では、ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッド車(55%)が首位で、ガソリン車のエコカー(43%)が2位。EV(22%)は、普通のガソリン車(18%)を上回ったものの、3番手だった。

 調査は3月20〜22日、運転免許証を持つ男女1千人にネット上で実施した。EVは、三菱自動車が4月1日から「アイミーブ」の個人向け販売を開始したほか、日産自動車も12月発売予定の「リーフ」の予約を受け始めるなど、本格的な普及を目指すメーカーが現れたところだ。

 EVに求めるもの(複数回答)は、「安さ」が71%と最も多く、「走行可能な距離の長さ」が61%で続き、「環境に対する優しさ」は58%で3位だった。

 価格は「同クラスの車種と同程度」を望む回答が46%でトップ。アイミーブ、リーフとも、国の補助金を受けると実質300万円以下で買えるが、普及には更なる低価格化が必要になるとみられる。 =朝日新聞 4月14日 =

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買い替えるなら普通のガソリン車を選ばない人が82%もいることに、驚きです。

半分以上の人がハイブリッドを選択するという結果もすごい。

自動車=エネルギー大量消費の図式が一般消費者の意識に浸透しているようです。


ただし、購入の条件が「低価格化」。

200万円を切ったインサイトが切り開いた省エネカーの低価格化が大きく影響しているようです。

さらに、トヨタプリウスも価格破壊(採算割れだと思いますが)で205万円。

庶民には100万円台で買える車が普及の目安ではないでしょうか。


電気自動車は小型車クラスでも現時点では400万円くらい(補助金込みでやっと300万円)だから半額くらいには下がらないと普及に弾みが使いないと思います。

ハイブリッド車も発売から10年ちょっとで爆発的な売れ行きになったこともあり、電気自動車も似たような軌跡をたどるのではないでしょうか。

10年もたてば蓄電技術も飛躍的に向上し、燃料電池技術の革新と相まって超省エネ自動車が開発されることも考えられます。


一方、太陽電池は価格がさらに下がるのだろうか。

現時点での最安値は、サニックスのkW当り40万円前半ではないでしょうか。

駒ヶ根なら補助金込みで30万円そこそこで手に入る。

しかし、信頼性なら国産の方が上で、三菱が50万円を切る価格を提示してくるところもある。


我が家の場合、母屋とモジュールを載せる倉庫の屋根が離れていることもあり、割高になるのは避けられない。

太いケーブルを使って電圧降下を最小限に抑えるためだ。

比較検討は8cm厚さのバインダーに資料がいっぱいになるほど、微に入り細に入り徹底的にやっている。

10年後、電気自動車へ電気を供給することになるかもしれないのは、安さのサニックスか、信頼の三菱か。