・太陽光発電メーカーの絞り込み経過

太陽光発電は国の補助条件がkW当り65万円に引き下げられ、価格下落の兆候がうかがえます。

設置に向けていろんなメーカーに問い合わせてみましたが、高いところは80万円、安いところは40万円台と、2倍近い開きがあった。

予算二百万円を目安にして各社から提示された見積金額は以下の通り。

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三洋

三洋が高いのは疑いの余地がないので初めから排除。

接地面積に余裕があるから三洋の出番はない。

パワーコム

1番高かったのはパワーコムで、3kWが239万円。(80万円/kW)

発電容量が小さいと単価が上がるのは仕方がないが、それにしてもダントツに高い。

サンテックパワー

2番目に高かったのは、ヤマダ電機が販売するサンテックパワーで、4kWが260万円(65万円/kW)。

ギリギリまで値切ったら4.75kWが261万円。(55万円/kW)

交渉力のあるなしでkW当り10万円の差が出るという事実。

海外組の2社は25年の長期保証が売りだから、高値で安心を買わせる戦略のようだ。

ホンダ

ホンダも見積もってもらったが、59万円/kWでお得感はないし、屋根の構造上取り付けができない。

シャープ

シャープも屋根の構造上取り付けられないとのことだったが、シャープの本社指定の工事店では参考価格が4.8kWで291万円(61万円/kW)と、意外と高い見積もりが出された。

地元で見積もると同じ4.8kWが261万円(54万円/kW)だったから、全く同じシステムでも30万円の差額が出た。

これはモジュールがND−160の場合だが、ND−153に変えるとkW単価は51万円まで下がる。

4kWのシステムだと12万円の差だ。

同じメーカー、同じ工事店でも部材の組み合わせで金額が大きく異なるという事実。

京セラ

京セラは、全国展開の大手工事会社と地元の工事店で相見積もりを取り寄せた。

大手工事店では5.5kWが317万円(58万円/kW)だったが、地元工事店は4.8kWが252万円(53万円/kW)でkW単価が5万円の差が出た。

大手だから安いとは限らないし、地元だから施工技術力が劣るなんてこともない。

三菱

三菱も地元3社で相見積もりを取ってみたが、1社は3.33kWが195万円(59万円/kW)、同単価で5.18kWで305万円が家電量販店。

これに対して、もう1社は5.18kWが255万円(49万円/kW)で抜群の安さが提示された。

特に値引き交渉をしたわけではないのに、他社にkW単価で10万円の差をつけるこの価格は魅力的だ。

この49万円/kWの単価は、ヤマダ電機がシャープのシステムでギリギリまで値引きした価格でもある。

サニックス

最後に登場するのがサニックス

定価が設定されていて4.2kWが188万円。(45万円/kW)

西日本ならキャンペーンがあって40万円/kWを切る破格値で買えるラッキーな人もいるようです。

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見積り価格はメーカーが同一でも工事店が違えば、かなりの幅があります。

相見積もりは、できる限り多くとった方がお得な工事店さんにめぐり合う確率が高くなる。

kW当り40万円台の見積もりを当たり前のように出してきた三菱とサニックスの価格は、駒ヶ根市民なら33〜37万円/kWで設置できることを示しています。


10年で元が取れる可能性がかなり高い。

発電条件が整っていて自家消費電力が4割未満の家庭なら、まず大丈夫だ。

以上の経過から、三菱とサニックスに絞り込み、セルフビルドを加えて詳細なシステム検討に入っています。