・スチール020チェーンソーの分解修理

まずは、チリの落盤事故の救出劇が始まりました。

順調なようで良かったですね。

お昼ごはんを食べながら、一人目の救出のシーンに見入ってしまいました。

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我が家の冬に欠かせないのは薪ですが、今年はちょっと事情が違います。

耐震診断をして、耐震補強を考えているので、外壁に薪が積み上げられません。

壁断熱も予定しているので、なおさら壁に手をつけられない。


仕方がないので、母屋以外に積んだ薪で今年の冬をやり過ごす予定です。

例年、二年分の薪を積んでいるので、今年積まなくても実害はないのですが、余裕がないのは少しばかり心細い。

さらに、薪の元になる丸太は貯まっているので、野ざらしのまま少しずつ腐っていってしまうのがもったいない。


玉切りして仮積みしようかと思い立ったものの、小型チェーンソーの調子が悪いのが気になって、整備することにしました。

不調の原因は、数年前にチャレンジしたBDF添加ガソリンの影響です。

恐らく、ピストンリングが固着しているので、アイドリングが安定しないんだろうと思います。


分解しようと取りかかって、まず驚いたのがボルトがすべてトルクスを使ってある。

ホームセンターに買いに走って安ものしかなかったけれど、我慢して使うことにしました。

本当は、PB(スイス)を買いたかったのですが、地方のホームセンターに置いてあるはずがないですからね。

(分解し終わって風呂に入って落ち着いたら、付属工具にL型トルクスレンチがあったことを思い出す…。)


整備の対象はスチールの020(現行モデルだとMS200)。

小型のチェーンソーは、分解の手順が複雑でなかなか厄介です。

小型にするための工夫が随所にしてあるので、パズルのように取り外していかなければならないところがある。


分解したら、やっぱりピストンリングが固まってしまっていた。

無事に取り外すのは無理な状態なので、パキパキと折りながら除去する。

溝には固化したBDFがへばりついているので、特性スクレパー(小型ドライバーの改造品)で地道に取り除きます。


分解整備は始めての機械なので、何年もの汚れが蓄積しているから掃除だけでも大変です。

でも、掃除をすると不具合個所が見つかるので、整備の基本はやはり清掃ですよ。

キャブレターもバラバラにして、ストレーナーの目詰まりに至るまで徹底的にクリーンアップ。


農協に注文したピストンリングの入荷には数日かかる見込みなので、丸二日くらいかけてきれいに整備したいと思います。