・簓子下見板が完成

耐震補強&断熱リフォームの外壁復旧木工事が終わりました。

今日、ささらこ加工した押さえ縁を取り付けました。

46本の押さえ縁のあらかたの加工は、昨日やりました。

今日は、現物に合わせて隙間を無くすことに専念しました。


よく、ピッタリしていることを「一分の隙もない」といいますが、一分とは3mmを示すから、大工仕事の構造材の加工などの大雑把な仕事では十分かも知れませんが、間近で確認されるところだと隙間が目立ってしまうかもしれません。

許容隙間は「一分の三分の一以下」にしました。

1mm以下ということですが、目安としては0.5mmとします。


押さえ縁の機能としては、ここまできっちりしなくても良いのですが、見学に来る人の目線は「あら探し」に行きがちなので、目線に近いところはピッタリくっつけておいた方が気分がいい。

ほとんど自己満足の世界です。

下見板の打ちつけは、間隔が均一になるように注意したつもりですが、一分くらいの誤差は生じてしまう。

押さえ縁の一本ごとに条件は異なるので、取り付ける場所ごとに番号をつけて混在しないようにします。


ぴったりつけるための墨つけには「ログコンパス」を使います。

本来の用途は、丸太でログハウスを組み上げるときに重ね合う丸太の形状を写し取るための器具です。

相手に合わせて加工するという意味では同じなので、便利な道具です。


入り隅の押さえ縁はちょっと面倒な加工です。

大まかな墨つけをして加工してから、ログコンパスを使って現物あわせでピッタリ合わせるのは同じですが、加工の順番を間違えると墨が切り取られてしまうこともあるので、手順を間違えないように気をつけます。


自分でやってみて、大工さんの仕事というのは大変だなと実感します。

木工事が終わったので、残りはコーキングと塗装です。

さらに大変な後片付けも残っている・・・。

本日の発電量 22.6kwh