・計画停電に備える独立型太陽光発電

東京電力管内では停電による生活の不便が長期化するようです。

ようやく計画的に停電するようになって来ましたが、予測不能の大停電の可能性もあって、安心して電気を使える状況にはなっていません。

懐中電灯や乾電池を大量に買いだめする動きを誘発して、被災地が必要とする物資を奪ってしまっています。

東京電力の停電が今後も永続することを考えれば、家庭の電力構成を考え直すことも必要ではないでしょうか。


お勧めなのが、12V電源の独立型太陽光発電です。

50w程度の小型の太陽光モジュールをベランダなどに設置して、100Ah程度のバッテリーに充電します。

12vのLED電球なら10個くらいは点灯できるようになります。


12vのよい所は、電気配線の工事に危険が無いばかりか特別な資格も不要です。

もちろん電気を扱うので注意は必要ですが、自動車のバッテリーと同じ取り扱いなので、とっつきやすいという利点があります。

ロウソクによる失火で家を失う危険を考えれば、すぐにでも取り入れてはいかがかと思います。


一例として、我が家の12vシステムは50wの太陽光モジュールと72wの風力発電を組み合わせた『ハイブリッド型独立発電』になっています。

風力発電は費用対効果が極端に低いのでお勧めしませんが、風さえ吹けば夜間でも発電するという特徴があります。

100vに変換すれば通常の家電製品が使えるようになりますが、インバーターは高価なのと、継続的に使用するにはそれなりのノウハウが必要なので緊急事態への備えとしては、さらにステップアップする対象と考えた方がよいと思います。


簡単なシステム構成は次の通りです。

1. 太陽光発電モジュール 12v独立発電用 50w 中古品で1万円くらい

2. バッテリー ディープサイクルバッテリー 100Ah 再生品で2万円くらい

3. 充電コントローラー 定格容量6A 新品で5千円くらい

4. LED電球 12v用 3.5w 4千円くらい

周辺資材を含めても最低限の組み合わせなら5万円くらいでできると思います。


右上の画像の左下に出っ張っているのが50wの太陽光モジュールです。

我が家の独立型発電システムは約600wの出力なので、12v系統とは別に停電しても冷蔵庫やテレビ、半分程度の電灯は使える100v系統も備えています。

ここまでするのは上級者向けになるので、まずは最小のシステム構成でトライしてみてはいかがでしょうか。

本日の発電量 70.1kwh

設置後はじめて70kwhの大台を超えました。反面、発電量が多すぎてパワコンの出力を超えている分はカットされてしまうので、システムとしての発電効率は低くなってきました。

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