・水見半作

水不足ではありません。
『間断灌がい』という田んぼへの水の供給方法です。

田んぼの稲は水に浸かっているのが当たり前と思われがちで、農家でもそう信じている人もいる。
しかし、最近の研究で、稲は水に浸かったままよりも、浸かっていない環境の方が根が張ることがわかっている。

だから、水を張ったり、止めたりを繰り返して、水を供給しつつ根の張りを促進する。
また、水を張ったままの田んぼは土が柔らかくて稲が倒れやすいので、干して土を固める役割も担っている。

一方で、この時期の稲は水をたくさん要求する。
どの程度水を張り、どこで止めるか、百姓の腕の見せ所です。