12Vバッテリーは別と勘違い

寒くなるとシートヒーターやデフロスターが12Vバッテリーを電源として使われ始めます。
リーフの12v用鉛バッテリー(46B24L)は36AHだから約400whの電気容量しかありません。
カーウイングスの「1kmあたりに車内機器が消費した電力量」は7wh前後だから60kmも走れば空になる計算です。

時々見かけるのが、12Vバッテリーから電気を取るから走行に影響しないという勘違い。
そういう人は12Vのエネルギーがどこから来ると思っているのでしょうね。

EVに取り付けられている12Vバッテリーは、電力を消費すれば走行用リチウムイオンバッテリーから充電される仕組みです。
エネルギーの供給元は「充電と回生発電」に限られるEVなら当たり前のことだと思うのですが、なぜ12Vバッテリーは無尽蔵と思い違いしてしまうのだろう。

例外として

12Vバッテリー専用の第三充電ポートです。

自宅充電をベースに使っていると、走行用リチウムイオンバッテリーの負担をちょっぴり軽減できますが、一番の効果は鉛バッテリーが長持ちします。
アクセサリー電源だけでも、シートヒーター×2とスポットデフロスタードライブレコーダー、Leafspy用スマホで120wくらいは使ってしまうから、かなりの負担です。
負担に耐えられるようにディープサイクルバッテリーを採用して、第三充電ポートを増設しました。

エコカーは、充電のタイミングを遅らせつつ減らしているので12Vバッテリーの放電深度が大きくなり劣化しやすくなります。
EVやハイブリッド車は、走行中は一定の電圧が印加されていますが、アクセサリー電源のみONなどの状態では同様の状態になる恐れがあります。
第三充電ポートで常に満充電状態を維持(フロート充電)できるから効果は大きいです。
12Vバッテリーから電源を取れば走行に影響することと、鉛バッテリーの負担を大きくしていることに気が付いてほしいですね。