岐阜・福井・石川・富山の旅 2

二日目の朝は夜明けとともに宿を出て、朝飯前に観光名所へ向かいます。
山中温泉には名所として二つの橋があり、一つが木造の『蟋蟀(こおろぎ)橋』、もう一つが近代的な『あやとり橋』

シトシトと雨が降る中を歩いていくと、まず目に留まったのが小さな小屋。
見事に景観に溶け込んだトイレです。


少し先で趣のある橋に出ました。
雨で風情が増しています。
観光客の姿は見えません。
しばらく独り占めさせてもらいました。


宿で「下から見上げると、より一層の風情があります」と教えられていたので川岸まで下る。
紅葉や新緑の季節は素晴らしいでしょうが、雨で霞んだ姿も良かった。

しばらく車を走らせると人工的な構造物が見えてきました。
著名人のデザインによる造形物です。
先ほどのこおろぎ橋の方が風情があるなと思いながら、記念撮影だけしてさっさと退散しました。


宿に戻って朝食をいただきます。
朝獲りのイカそうめんがありました。
早朝に水揚げされたものを宿の御主人が市場から仕入れて来たそうです。
簡素だけれど朝ご飯としては上質でした。



加賀山中温泉を後にして金沢を目指します。
平日の通勤渋滞を心配しましたが、整備された道路のおかげでほとんど渋滞に遭いません。
金沢での目的は近江町市場です。

おいしい海産物を求めて市場の中へ入ります。
観光市場ではないので、良い品、お買い得の品があちらこちらにあります。
お菓子屋も半値です!


時間の経過とともに人出が増えてきましたが、ひときわ目立つ人が歩いてきました。
有名なグルメレポーターと遭遇。

昨年も箱根の強羅で見かけました。
市場をグルグルと物色していると、好むと好まざるとにかかわらず行きあってしまう。
一生懸命にお仕事してました。


たっぷりと市場の買い物を楽しんでから家路につきます。
雨なので観光よりも道の駅でご当地ものとの出会いを期待してドライブ。

「道の駅砺波」で充電しながら店内を目指すつもりでしたが、早起きした眠気に負けて仮眠の時間にあてました。


「道の駅細入」で昼食にしようと思ったが、食堂のメニューが今一つ気にいりません。
10分だけ充電して移動しました。


「道の駅スカイドーム神岡」で充電を始めたら、すさまじいキーンという音が鳴り響きます。
どこの充電器でも甲高い音がしますが、ここまで大音量は初めてです。
充電中に壊れてしまうのではないかと不安になりました。

フードコーナーは一般的な券売機式で味は期待していませんでした。
ところが私の食べたラーメンは合わせだしの本格派。
奥さんが食べた焼きそばも小鉢がついて、道の駅スカイドーム神岡のフードコーナー侮るべからず。


平湯バスターミナルで充電しつつ足湯で暖まろうと思ったら、湯温が低くて寒い・・・。


信州と岐阜・富山を結ぶEVのオアシスと言えば上高地沢渡バスターミナルですが、冬期は閉鎖されてしまいます。
経路充電と目的地充電の認識を改めてもらわなければ困るので長野県の担当者に助言したら、すぐに関係機関に働き掛けたので改善されるかもしれません。


最後の道の駅は「源流の里きそむら」です。
御嶽山の噴火で経済的に大打撃を受けた木曽(木祖)を訪れた時は、ささやかながら買い物を必ずするようにしています。
そこで目についたのが、これ↓
臭いから判断するとヒノキのようでした。

温泉と美味いもの巡りの旅は、充電施設が拡充されたことで一抹の不安もなく楽しめました。
これからも増えるようなので、電欠は過去の物になるのでしょうね(したことはありませんが)


《余談》
砺波から家までの約200kmは雨で景色も眺められないので、走行中は奥さんに寝ていてもらい、もっぱらリチウムイオンバッテリー再生を目指しました。
バッテリーの健全性を表すHxが76.02で出発し、旅の途中で72.78まで下がったが、帰宅時は77.55まで回復できました。(SOHは88%→86%→89%)
遠出で劣化のコントロールができるようになると、日常のバッテリー管理がとても楽になります。