・危険な石油給湯機の確認


長野県内でノーリツの石油給湯機から出火した火事が発生しました。
4月に千曲市で発生していたことが同市消防本部の調べで判明したものです。


同社の石油給湯機は、昨年、飯田市大町市でも火災を起こしています。
PR不足で危険な機種が放置されたままになっているのが現状のようです。
県内では900台が未回収となっているそうですから、駒ヶ根市内にも設置されている可能性が大きい。


さらに、OEM供給されたものや、他社の同構造の機種も含めると3千台が未回収との見方もあります。
県内の世帯数が785,931で駒ヶ根が12,123だから、市内に50台くらいある確率になります。
かなり危険な状態のようですから、石油給湯機を設置しているお宅は、この機会に点検しましょう。


当該機種は以下の通り。

メーカー名 製品名 製造年月 連絡先(電話)
東陶機器㈱(TOTO RPE32K RPE40K RPE41K RPH32K RPH40K RPH41K 1995年(H7) 8月〜 1999年(H11) 6月 0120-444-309 ( 9:00〜17:30 )
長州産業㈱(CIC PDF-321V PDF-401A PDF-411D-A DX-411D PDX-321V PDX-411D 1995年(H7) 8月〜 1999年(H11) 6月 0120-444-309 ( 9:00〜17:30 )
ネポン㈱(NEPON) URA320 URA320S URB320 URB320S UR320 UR320S UR404S 1995年(H7) 8月〜 1999年(H11) 6月 0120-444-309 ( 9:00〜17:30 )
高木産業㈱(パーパス) TP-BS320-D (TP-BS320は除く) TP-BS402-D TP-BSQ402- AX-400ZRD 1995年(H7) 8月〜 1999年(H11) 6月 0120-575-399 ( 9:00〜17:30 )
ノーリツNORITZ OTQ-302 OTQ-303 OTQ-305 OTQ-403 OTQ-405 OQB-302 OQB-305 OQB-403 OQB-405 1997年(H9) 3月〜2001年(H13) 3月 0120-018-170 ( 9:00〜17:30 )
日立ハウステック (日立化成工業㈱) HO-350 HO-360 HO-450 KZO-460 1997年(H9) 3月〜2001年(H13) 3月 0120-551-654 ( 9:00〜17:30 )


松下電器産業の石油温風ヒーター(FF型暖房機)が死亡事故を起こして、同社は膨大な宣伝費を投入して危険機種の回収に努めています。
それでも、まだかなりの数が見つからない。


これに比べて今回の石油給湯機は、各社が本気になって探しているとは思えません。
死者が出たか出ていないかが対応を分けているようです。
でも、これから死者が出る可能性もあるので、ユーザーが自己点検して見つけることが必要です。


自宅でこのブログを見ている方は、ちょっと手を休めて給湯機を確認しましょう。
役場や職場で見ている方は、この画面を印刷してお持ち帰りください。
同僚にも渡しましょう。(市役所は内部LANでこのブログが掲示されているらしいから不要かも)


余計なお世話ですが、火事は社会損失が大きいので、注意が必要だと思うのですよ。