・民主党候補の踏み絵

長野県議選に向けて、各陣営の動きが活発になってきました。
自民党民主党も、党の公認・推薦候補の擁立にしのぎを削っています。


自民党候補は、知事与党として擦り寄る姿勢を見せればよいのに対して、
民主党候補は、政治姿勢にねじれがないことを県民に示さなくてはなりません。


村井知事のダム推進路線とどのように対峙するか。
民主党本部の方針に添った認識を示しているかが、候補としての信頼性を知る上で重要です。


民主党菅直人代表代行は、8日の記者会見で長野県の脱ダム転換を批判し、

国土交通省の意向に沿ったものだ。官製談合をする材料を広げようとしており、許せない。
無駄な公共事業をストップさせるため徹底的に戦う。
(増水時だけ水をためる治水専用の「穴あきダム」は)何としてもダムを作りたい国交省が考え出した仕組みだ。本当に安全か検証されていない

と指摘しています。


知事選では村井氏を支持した民主党に籍を置く県議たちが、
ダム建設に対して、党本部と同様に徹底的に戦うつもりがあるのか。
良識ある県民としては、村井知事の暴走を止られる県議を選びたいのですから注目です。

ともに、民主党の公認ですから党本部の政策に拘束されるのは当然です。
推薦を受ける候補も身勝手な行動は許されません。


民主党では、県議選では信州マニュフェストを作成し、これにそった政策の展開を目指すとしています。
マニュフェストに、党本部の「村井知事のダム建設を許さない」とする政策を盛り込むかどうかが試金石です。
民主党の看板が目当ての県議を守ろうとして、マニュフェストから削除したら、
民主党は長野県民から完全に見放されることになるでしょうね。