・駒ヶ根市区で村井知事が元職応援

佐々木氏激励会

 長野県議選駒ヶ根市区からの立候補を表明している
佐々木氏の応援に10日、村井知事が駆けつけ激励した。
元職の復活当選に期待する知事の思惑は・・・。


 駒ヶ根市では県立看護大学の卒業式があり、村井知事が出席して行われた。
そのついでに佐々木候補の応援に立ち寄ったとも考えられるが、
知事の力の入れようは、尋常ではないと思う。


 元職の復活出馬に知事が駆けつける理由は、ひとえに現職の林県議の存在を何とかしたいことが考えられる。
大多数が知事支持にまわる県議会で、県民の目線で知事に物申す姿勢に知事が困っているからだろうと思われます。
さらに、村井知事の当選を自分のことのように喜んだ、中原・駒ヶ根市長の声掛りであることも大きく影響しているはず。


 激励会で知事は、

(林県議のように)考え方の基本が違う人とは話が合わない。実績があり、堅実に考えている佐々木さんを県会に。

とラブコールを送った。


 これを受けて佐々木氏は、

村井県政の新予算は県収入を増やし、バランスが取れている。81の輝く市町村ができれば県はもっとよくなる。市政、県政、国政が一帯となって幸せな地域を作り上げる

と述べ、知事の施策を持ち上げ、擦り寄る姿勢を明確にした。
 

 一方、現職の林県議は、10日に開催された女性支援者100人による集会で村井知事を批判。

(知事は)脱ダム宣言を反故にし浅川に穴あきダムを造るといっている。ダムに手をつければ、田中前知事が6年間頑張ってきた福祉・教育などが削られる。県民の生活を守る政策の分かれ道


 知事と県議は「是々非々」の関係が望ましいはずなのに、批判する県議を無きものとするために知事は、
『是々議員』を県会に送り込む意思を示している。
佐々木氏の言葉を借りれば、
『中原市政、村井県政、自民党国政が一体となって、土建屋に幸せな地域を作り上げる』
とも受け取れますね。