・県議選駒ヶ根市区 林vs佐々木

佐々木祥二林奉文

 駒ヶ根市では、県議選の争点が明確です。
村井知事に擦り寄って利権集団の代表となる佐々木候補と
利権と戦った前県政の理念を引き継ぐ林県議の戦いです。


 土木業界をはじめとする政治で金儲けを望む県民と
地道に生きる庶民のための政治を望む県民の戦いでもあります。

比較ポイント 林奉文県議 佐々木祥二候補
公共事業への過剰投資 将来の子孫に負担を強いる箱物はいらない 箱物を作ってやるのだから借金を背負うのは当然
村井知事との関係 知事と県議は議会の両輪として対峙すべき 知事と密接な関係を築いて地元業者に利益をもたらす
前田中県政の評価 理念継承。借金を減らし子孫への負担軽減。負担の先送りを強いる社会資本整備は間違い 強く批判。「皆さんが豊かになる施策を打ち出すことが課題。社会資本整備に充てていかなければいけない」と主張
選挙活動 自民党公明党を除く野党と市民が自主的に支援 自民・公明の政府与党と知事・市長・地元土建業界が結集して支援

考察

  • 子孫に残すべきは財産であって借金ではない。社会資本も必要だが、借金付きのお仕着せでは身勝手すぎます。
  • 佐々木候補が言うところの「豊かになる皆さん」は、利権の恩恵を受ける支持者たちに限られていると思います。
  • 利害に無関係な市民が自主的に支援する候補と、日本を借金大国にした自民党を核にした利権集団が見返りを期待して総力を上げて支援する候補の違いが明確です。


●佐々木候補
 駒ヶ根市政を私物化して利権業界をリードする中原市長が強力に支援し、村井知事が現職でもないのに真っ先に駆けつけた佐々木候補は、
誰のために県議として働きたいのか明確なだけに、このブログの主張と真っ向から対立します。
 利権政治を正面に出して堂々と戦う姿は正直だと思いますが、利権の恩恵とは無縁の良識ある市民がどのように判断するのでしょうか。


「(利権で結ばれた強力な)組織つくりができた」と後援会会長があいさつ。
「(県との利権のパイプ役として)何としても佐々木さんに勝ってもらわなければならない」と中原市長が語気を強める。
自民党宮下一郎衆院議員、吉田博美参院議員からも激励される、保守利権政治の期待の星です。


●林県議
 市政を私物化する中原市長に困っている市民が期待を込めて支援し、村井知事とは県議の本質である「是々非々」を貫く林県議は、
すべての市民のための県議として働きたいとの思いが明確ですから、このブログの主張と共鳴します。
利権を憎み、県民益のために戦う姿は、利権と無縁の市民から良識ある支持が得られると思います。


「佐々木さんの方は『応援しないものには仕事を分けてやらん』と脅してくる」と助けを求める市民。
「(佐々木陣営は)脅しや圧力が横行する、こんな人物を駒ヶ根の代表にしていいのか、負けないで。」と切望する支持者。
力を背景にした政治屋を復活させてはならないとの思いを強く持つ市民の期待の星です。


 このように、長野県議会選挙_駒ヶ根市区は、選挙の争点が最も明確なところです。
佐々木候補は業界の利権のため、林県議は市民の権利のため、双方の支持層はまったく異なります。
利権組織は強力に結集して票固めをしている模様ですから、投票率が下がり一般市民の票が減るようだと、利権代表が選ばれることになりそうです。
決め手は投票率ではないでしょうか。