・少女を含む21人のリンチ殺人

宗教法人「紀元会」の施設から押収物が入った段ボールを運び出す捜査員=15日午後6時37分、長野県小諸市 長野県小諸市で発生した寿司店経営の女性殺人事件は、教団による集団リンチ殺人であったことが明らかになりました。

捜索を受けているのは、小諸市内にある宗教法人「紀元会」の施設です。


小諸市寿司店を経営していた奥野元子さんは、先月25日未明、全身打撲によるショックで死亡が確認されました。
警察では当初、奥野さんに暴行を加えたとして、奥野さんの35歳の夫と、長女と二女など合わせて4人を傷害致死などの疑いで逮捕していました。

その後の調べで、家族が信仰していた宗教法人「紀元会」の信者が暴行を指示していた疑いが強まったため、15日朝、捜査本部を設置し、この宗教法人の施設に家宅捜索に入り、15歳の少女を含む女性ばかり21人を殺人の容疑で逮捕しました。


調べによると奥野さんは亡くなる前日の24日、入信する宗教法人「紀元会」の施設内で開かれた集会に出席。その席では、奥野さんの生活態度をめぐる話し合いが行われたが、会員が「気に入らない」「態度が悪い」などと批判。

宗教施設という密室の中で、会員らの行動はさらにエスカレート。午後11時半ごろから約1時間にわたり、21人が代わる代わる奥野さんの体を踏みつけたり、全身を殴る蹴るなどの暴行を加え続けていた。


紀元会は1970年に設立された神道系の宗教法人。「がんも必ず治る」などのふれこみで1本数万円もする飲料水「紀元水」を信者らに配布していたほか、数十万円もする「石」を販売。

白い3階建ての本部は小高い丘の上に建っており、広大な敷地内には大鳥居などがある。


また、長野県かという思いがします。

一時、日本を震撼させたオウム真理教は「松本サリン事件」を起こしている。

田舎なので、目立たない広い場所があったり、おかしな行動にも寛容だったりといった、人の良さにつけ込まれている感じがします。