・ユーザー車検に行ってきました

軽トラックのユーザー車検に行ってきました。

駒ヶ根の管轄は『北陸信越運輸局長野運輸支局松本自動車検査登録事務所』です。

この日のためだけに取り付けたETCのおかげで、塩尻北までの高速料金は半額割引です。(朝の行きだけですが)


検査場に着いたら、向かいのビルにある『軽自動車検査協会 長野事務所松本支所』で必要な書類購入と自動車重量税の納付を済ませます。

書類の書き方もここに見本が置いてあります。


書類ができたら検査場の窓口へ移動して、1.自動車検査証、2.軽自動車税納税証明証、3.自賠責保険証明書、4.点検整備記録簿、5.継続検査申請書、6.自動車重量税納付書、7.軽自動車検査票をクリップで綴じて提出します。

書類が一枚でも不足すると検査を受けられません。

特に、自賠責保険証明書は更新前と後の両方を添付しなければならないのが盲点です。


書類に不備がなければ検査ラインに入って検査が始まります。

何度来ても慣れないので、担当検査官に「不慣れなのでよろしくお願いします」と一言挨拶しておきます。

これをやっておかないと、業者向けのスピードで指図されるので対応できずパニックに陥ります。


不慣れなユーザー車検として扱ってもらうと、指図はスローだし、細かなアドバイスもいろいろともらえます。

排気ガスの検査器具の挿入は車から降りてやるのが普通なんですが、不慣れだと分かると検査官がやってくれます。

今回は検査票の記録までやっていただきました。


ところが、ヘッドライトの検査だけが不合格です。

タイヤを標準サイズよりワンサイズ大きくしたことが影響しているようです。(もちろん指定サイズの範囲内ですが)

検査官が親切に「20.8低いよ」と教えてくれたので、検査ラインを出て調整します。


ヘッドライトの下にそれらしきボルトがあったのですが、左右どちらにまわせば上がるのか判りません。

だめもとで右に回してみますが、ここで大事なのは回す回転数を覚えておいて、左右のバランスを保つことと、間違っていたときに元に戻せるようにしておくことです。

右に1回転半回した状態で、再度検査ラインに入ります。


再検査は、不合格だったものだけ受けられるのですが、ラインに進入する前に選択ボタンを押さなければなりません。

これを忘れて入ってしまいそうになったので、検査官が代わりに押してくれて助かりました。

再度ヘッドライトの検査に挑戦するも、無残に不合格。

今度は「反対に回したね、31低いから元に戻して、倍にすればちょうど良くなるはずだよ」とアドバイスいただきました。

1回転半で31-20.8=10.2低くなったのだから、31÷10.2×1回転半=4回転半でちょうど良くなるという理屈です。


ラインを出て、指示に忠実に「左回転に4回転半」調整して、3回目の挑戦も右側だけ×。

検査官が言うには、「ちょっと戻しすぎ、左も高いから若干下げて。」

最後の調整は感覚的な表現なので、こちらも「こんなもんかな」の感じでドライバーを回します。

数字で表すと1/8回転から1/10回転くらいかな。


4回目の挑戦でめでたく合格!

空いていたからだとは思いますが、親切に何度も対応してくれた検査官の皆さんに感謝しています。

ありがとうございました。


往復の125kmでガソリン代が1,250円と高速が片道で650円だから、交通費は1,900円。

検査費用は自賠責18,980円と重量税8,800円、検査手数料と書類代が1,450円で29,230円。

点検整備費用は、オイルとオイルフィルター交換で実費1,300円なんで、〆て32,430円なり。

自動車屋さんに頼むと整備を含めて6万円はかかるだろうから、半日で3万円の稼ぎと思えば悪くない。