・岡田_民主党温暖化対策本部長

明日は、高森町に岡田・民主党副代表がやってきます。

民主党地球温暖化対策本部長として、日本における地球温暖化防止の先頭に立つことが見込まれていますが、伊那谷に何を伝えにくるのか期待が膨らみます。


先週の朝日新聞社主催「2008年地球環境シンポジウム」において、岡田氏は次のように講演しています。

 気候変動に関する政府間パネルIPCC)は、温暖化はすでに始まっていると断言している。あとは政治がどうするかだ。
 民主党は温暖化対策の基本法案を国会に出した。中期的目標として温室効果ガスを2020年までに90年比で25%削減することなどを盛り込んだ。

 福田首相が公表した温暖化対策の包括提案では、日本の中期目標が示されていない。「先進国が先」というインドや中国を巻き込みたいのなら、率先して目標を明らかにしないといけない。

「05年比で20年までに14%削減」という試算も、90年比ならマイナス4%に満たず不十分だ。基準年を05年にしたのもおかしい。中印の90年以降の経済成長への配慮をいうが、日本にもメリットがある。声高に主張するのはいかがかと思う。

 分野ごとの削減可能量を積み上げるセクター別アプローチを強調するのも問題だ。G8環境相会合で、セクター別は国別総量目標には代わらない、と明示されたのに、包括提案ではセクター別で国別総量目標を積み上げた試算を出している。

 国内の温室効果ガス排出量は90年〜06年で6.2%増えた。政治のリーダーシップの不在に反省が必要だ。

岡田氏の講演内容は、このブログが主張していることと見事に一致しています。

民主党を支持しているかどうかに関わらず、地球温暖化に対する日本の姿勢を正しく理解している国会議員の一人だと認められます。


● 伊那谷から日本を変える対話集会

  講師: 岡田克也 民主党副代表・衆議院議員

  演題: 「今こそ変える、日本の政治」

  日時: 6月22日(日) 17:30〜

  場所: 高森町福祉センター (役場となり)


送迎バスが、中央高速駒ヶ根インターバス停15:20出発です。