・佐藤県議自殺、信毎に責任は無い

自民党県議・佐藤友昭氏の自殺がさまざまな憶測を呼んでいます。

自殺の前日、かなりの時間、ある国会議員と電話で話し込んでいたとの話も聞かれます。


その国会議員とは?

危険な臭いがするので実名は避けますが、自民党の長野県選出の現役国会議員であり、佐藤氏が政治の道に入るきっかけの『仕事』で仕えていた人です。

一部には、この国会議員への追求を逃れるために、トカゲの尻尾切りとして佐藤氏の死は必然だったとする指摘もあります。

自民党長野県連の死の粛清があるとしたら、隠された闇の深さは底知れません。


自殺の直接のきっかけは信濃毎日新聞の記事にあるとの見方が根強いようですが、これを逆手にとって信濃毎日新聞を批判する勢力があります。

自民党関係者が反発するのは見苦しいこととはいえ当然考えられますが、一部の自称ジャーナリストも「自殺を招いた報道はけしからん」と自説をばら撒いています。


この自称ジャーナリストというのは、知る人ぞ知るナルシストで、田中前知事を攻撃することでしか自己の存在を示せない哀れな物書き崩れでした。

田中県政が終わると、「私が田中を追い出した」と、まったくの勘違いで自己陶酔し、矛先を失った今では誰彼かまわずゴシップを追いまくる下劣なジャーナリズムに陥っているようです。

社会を堕落させるエセジャーナリズムの代表格だと思うのですが、案の定、疑惑を追及する真のジャーナリズムに噛み付きました。


このブログでも、信濃毎日新聞(略して信毎)の偏向記事には厳しい指摘をしてきましたが、今回の記事は県民の税金を私的に流用する悪政治家を世に知らしめた秀逸な取材だったと評価しています。

さらに、資金の流用先が自民党の国会議員だったとの疑惑を暴いてくれると期待していました。

長野県の自民党国会議員の政治活動に、県民の税金が流用されていることを突き止められるのは、地元のマスコミである信毎にしか出来ないからです。


自民党系の県議(元職含む)のブログを見れば、「政務調査費を自由な政治活動に使って何が悪い」、「規制を緩めてもっと自由に使わせてくれ」と我がままな主張が目白押しです。

それだけ、自民党の国会議員を支えるために、県議に資金的な負担が課せられていることを示唆していると思います。


自殺に追い込んだのは信毎の記事ではなく、自民党の資金上納システムであり、システムの露見を恐れた長野県自民党からのプレッシャーであったと、明らかにしていくことがジャーナリストの使命のはずです。

自民党政治家や関係者、エセジャーナリストたちのジャーナリズム妨害を阻止するためには、県民が今回の報道を支持する姿勢を鮮明に示す必要があると思います。

佐藤県議の自殺は犯した罪に原因があるのであって、その罪を暴いた報道は賞賛されるべきで批判するのは非道だ。