・もみじクラフトは杜の市のパクリ

2002年 くらふとin駒ヶ根『もみじクラフト』と称する展示即売イベントが開かれています。

報道によると、
『駒ケ根高原では毎年初夏に同種の催し「くらふてぃあ杜の市」が開かれ、人気を集めているが、秋のシーズンもイベントで盛り上げよう―と、地元作家ら18人でつくる実行委員会が初めて企画。 =長野日報=』

杜の市とは異なる主催者が、同じ会場を使って瓜二つのイベントを企画したことになります。

これを俗に「パクリ」と言いますね。


今回開催されるイベントの前身は、駒ヶ根商店街で細々と行われていた『クラフトinこまがね』です。

主だった関係者は、こちらのイベントにかかわっていた人たちのようです。

商店街のイベントが、なぜ高原に移動してきたのか、その経緯は知りませんが、イベントのブランド性が無視された無秩序な興行に思えます。


『もみじクラフト』が杜の市のパクリだとしても、そこに参加する出展者やお客さんに責任はまったくなく、楽しめるイベントになることは大いに歓迎します。

しかし、主催した関係者は、オリジナルのイベントである「くらふてぃあ・杜の市」のブランドを侵害したことに、気が付いているのでしょうか。

多くの主催者は善意で行っていると思いますが、一部には自分の営利のためにイベントを利用している人が含まれます。

杜の市にも関与していましたが、私利私欲に走るので排除された人物です。


会場も、規模も、出展者もほとんど同じ(第12回杜の市の、抽選もれのクラフト作家を優先)。

違うのは主催者だけというのは、通常ならありえないはず。

オリジナルの『くらふてぃあ・杜の市』を創始した一人としては、経緯はどうあれ、パクリのイベントが開催されることに駒ヶ根の文化の低さを痛感せずにはいられません。