・フジサンケイの民主党攻撃が激化

フジテレビ「めざましテレビ」の新お天気キャスター発表会に出席した皆藤愛子(左)と長野美郷さん=スポニチより自民党の笹川堯総務会長がやけに目立っている。

次期衆院選が夏以降だと決め付けてみたり、「4というのは死(し)につながる。3で止めて頑張ろう」と安倍晋三から数えて4人目の総理を生む麻生降ろしを牽制したりと、麻生政権のスポークスマンとして活躍を見せています。


先月には、森内閣が実習船「えひめ丸」の衝突沈没事故で「沈没した」と語って物議をかもした人です。

さらに昨日は、大分市内での同党県連大会で、「今、学校では、うつ病で休業を続ける先生がたくさんいる。国会議員の中には(そういう人は)1人もいない。そんなに気が弱かったら務まらない」と持論を述べたという。


父親は元衆議院議員日本船舶振興会創設者の笹川良一だから、大金持ちの息子が庶民感覚を持たないのもうなずける。

女性への偏見の発言も頻繁で、「小渕優子大臣は少子化担当大臣。なぜなれたか。子供を産んだからだ」と発言したかと思うと、2008年9月30日米下院による金融安定化法案の否決について国会内で記者団に「下院議長は女性で、ちょっと男性とはリードが違う気がする。それで破裂した」と述べるなど、独自の女性蔑視の観念をお持ちのようだ。


今朝もフジテレビに参戦して、民党への攻撃を激化させていた。

フジサンケイグループ民主党攻撃は、日増しに過激になっている。

公正中立が前提とされるマスコミの領域を完全に逸脱して、自民党政権の情報機関としての使命を全うするつもりになったようだ。


新聞やテレビニュースは依然として民主党の小沢代表のバッシングを続けている。

情報源は東京地検が流している以外に考えられないのだから、ますます国策捜査だとの印象は深まるばかりだ。

秘書の逮捕に続いて現職の国会議員までが小沢の元秘書だとの理由から事情聴取されて、このニュースが大きく報道される。


献金疑惑は日本の法律に基づいて公正に裁かれるべきだと思うが、現状の捜査のやり方やそれに対する報道の取り扱いに強力な恣意が働いている。

小沢代表だけが悪者である印象を日本国民に植え付けることが最大の目的であるなら、検察とマスコミが手を組んだ現在の報道は自民党の戦略として大成功を収めている。

一方で、長野県民として常に疑問だと言い続けている村井知事の捜査は一切報道されない。


テレビ画面に登場する検察OB達は「すべての疑惑に捜査が及ぶ」と言っているが、本当ならすべての捜査状況が報道を通して国民に伝わってこなければおかしい。

実際のところは、ガス抜きに二階が利用されているだけで、本質的には小沢だけが報道される。

テレビニュースや新聞が自民党にジャックされてしまったら、残された道は週刊誌しかないかな。

週刊誌の報道が村井知事に一矢報いることを期待する。

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