・西松建設裏金の浅川ダム建設反対

「浅川ダム建設反対2住民団体アピール」

30日、信濃毎日新聞の総合面の片隅に小さな記事が掲載されています。


世の中をにぎわしている西松建設疑惑の民主党小沢代表が辞任するとかしないとかよりも、もっと大きな悪事が隠されているのに地元新聞としてこの取り扱いの違いは何だ。

浅川ダムが、西松建設からの裏献金で計画にこぎつけたことを長野県民のどれほどが知っているだろうか。

ダム建設を受注するために違法な手段で村井知事の選挙資金を提供し、知事当選の見返りに当初の目論見を達成する西松建設と村井知事。

これに比べれば小沢代表が問われている政治責任などは、すずめの涙程度に過ぎない。


捜査関係者(すなわち特捜)が捜査情報を漏らさないからなのか、漏れてくる情報を新聞社が取り上げないからなのか、どちらかは分からないが小沢ルートの過剰な捏造報道に比べて、村井知事は過保護に守られている感じがする。

ダム建設に反対するのは、村井知事がダム建設に挑む下心が違法行為に基づいていることからも社会的な意味の大きい報道対象だと思う。

しかし、地元紙である信毎の扱いは、あまりにも軽い。

村井知事に影響が及ぶことを極度に恐れているようだ。


公権力の横暴をマスコミが叩くどころか、擁護する背景には何があるんだろうか。

一つには、信毎の実質的な支配者は自民党の県連会長の小坂憲次であるといわれている。

村井知事を誕生させた原動力として信濃毎日新聞を大いに利用した経緯から、いまさら村井知事を追い落とすこともできない。

西松の裏金は、村井知事と長野県自民党、これらを支えた地元紙・信濃毎日新聞が深く関与しているからだと噂されている。

身から出たさびを正直に報道するほどの良識を信毎が備えているとは思えない。


同じ知事でも、田中康夫氏が知事だったときの信毎紙はすさまじかった。

あること無いこと並び立て、髪の毛の先っぽ程度のことで首から頭すべてをもぎ取ると言ってもいいほどの執着心で田中知事を追い落とした。

同じことを村井知事にやらないのは、できないからだと言わざるを得ないではないか?


信毎は長野五輪でも裏で悪事を働いていたと各方面から指摘されている。

新聞社を悪用して、県民を愚弄する卑劣なやつらが長野県を牛耳っている。

人の良い長野県民は、そうとも知らずにありがたく地元紙の恩恵に授かっていると思い込まされている。