・ずたぼろの長野県に無関心な県民

県が公開した浅川ダムの完成予想図(手前が下流)長野県政がズタボロになっているのを県民は理解しているのだろうか。

村井知事は、自分を選んだ長野県民のレベルの低さを十分に認識していて、派手にやらなければ何をやっても県民には分からないと見極めているようです。

ここ数日に報道された重大な問題に、多くの長野県民が無関心なのが村井知事の認識を裏付けてしまっています。


特にひどいのが、長野県庁からの天下り

県の発表によると、2008年度に退職した課長級以上の職員で再就職した83人のうち、再就職先が県の外郭団体だったのは35人(42・2%)で、再就職先の公表を始めた01年度以降で最多となった。

県の事業に入札資格がある建設関係企業への再就職も前年度の1社から5社に増加している。


県人事課によると、再就職者数は前年度より14人増加で、このうち県の紹介による再就職者は58人で、全体の7割を占める。

外郭団体への再就職は前年度より16人の大幅増。35人のうち、県建築住宅センターに再就職した2人を除く33人が県の紹介だったという。

長野県は官製の天下り天国と化してしまった。

県の職員組合が知事選で村井仁を応援した見返りが、あからさまにご褒美として与えられている。


悪質といえば極め付けが浅川ダムだ。

長野県知事選挙村井仁が出馬するに当たって、選挙資金として西松建設がダム建設の受注を前提に一億円の裏金を提供している。

そのダムは、専門家からも不要といわれながら着々と建設に向けて多額の予算が組まれている。


国政を揺るがす裏金疑惑で西松建設が危なくなった今、同社存続にとって穴あきダムは救世主だ。

村井知事は、西松建設との体制を維持し続けなければ、自分の犯してきた罪が漏れ出してしまうことに危機感をいただいているはず。

浅川ダムの治水の役割は建前に過ぎず、本音は西松建設を維持することで裏金疑惑に端を発する自らの過去が暴かれるのを防ぐことにある。


村井仁という悪徳政治家の保身のために、長野県民は数百億の無駄な事業を黙認している。

なんともおめでたい県民である。

これを実にうまくコントロールしているのが信濃毎日新聞であり、その背後で小坂一族が操っている。

諸悪の根源を断つには、政界から小坂の影を排除するのが最も効果的だ。