・鳩山首相が2050年に80%削減

鳩山由紀夫首相は6日午後の参院予算委員会で、地球温暖化対策に関し、2050年までの温室効果ガス削減の長期目標について「私ども(民主党)は60%以上削減と掲げて衆院選を戦ったが、不十分という声がある。さらに高い目標を掲げるべきだ。できれば80%という方向に向け、政府としても動いていきたい」と述べ、80%削減を目指す考えを示した。

鳩山内閣は既に、20年までに1990年比25%削減する中期目標を打ち出している。

長期目標に関しては、7月にイタリアで開かれたサミット(主要国首脳会議)の首脳宣言に「先進国が50年までに80%削減する」と明記されているが、民主党マニフェストは「50年までに60%削減」と見劣りしていた。


その頃はこの世に居ないと思うが、家庭の温暖化対策を前倒しするという前提だと、どうやって80%削減にこぎつけるか。

現状では、一般的な五人世帯の温室効果ガス排出量に対して我が家は、ほぼ50%OFFを達成している。

主なところは、薪ストーブと太陽熱温水器だが、省エネもかなり徹底していると思う。


これ以上絞り込むのはかなり難しいから、新技術を取り入れることになる。

有力なのは太陽光発電だが、我が家の最大排出源である自家用自動車の削減には寄与しない。

電気自動車を太陽光発電で充電するのが解決の道ではあるが、今のところ庶民の実用化には至っていない。


そこで、電気自動車までのつなぎとしてバイオ燃料の普及に期待する。

大阪府橋下徹知事は、植物資源からつくるバイオエタノールをガソリンに10%混ぜた燃料「E10」対応の知事公用車を全国で初めて導入したそうだ。

わずか1割だが、E100に向けた助走段階と割り切ればいい。


手っ取り早いのはBDFなんだが、適当な車両が国内では販売されていない。

仕方がないのでトラクターとバックホーの燃料に限定して利用している。

燃料パイプが腐食するなど、弊害があちこちに出るので一般に普及するためにはBDF対応機種の市販が絶対条件だ。


さて、電気自動車はまだ先の話だが、手をこまねいていても温室効果ガスの削減は進まないので、次善の策に手を付けた。

詳しくは明日のブログをお楽しみに。