・耐震補強と断熱リフォーム開始

2011年のリフォーム開始です。

今回は、耐震補強と断熱リフォームを同時進行します。

築30年の木造在来の住宅が、耐震性と断熱性を兼ね備えて生まれ変わります。


耐震補強は国の補助金が、補正予算の30万円が上乗せされて90万円出ます。

断熱リフォームは、耐震補強と連動して壁と窓の断熱性が向上するので、エコポイントが17万円ほど出ます。

住宅エコポイントの上限は30万円なので、天井や床の断熱もうまく組み合わせれば、とってもお得です。


耐震補強の本工事に入る前に、断熱材を入れるための予備工事に着手しました。

押入れを解体して、構造を露出します。

グラスウールの品薄が続いているので、全体としてはウレタン充填工法を採用しました。

ただし、ウレタンの充填とタイミングが合わない部分はグラスウールを使います。


押入れの壁にはすでに筋交いが入っているところと、まだ入っていないところがあります。

すでに入っているところは金物で補強して、構造用合板を上から打ち付けて耐力壁になります。

筋交いのないところは、新たに筋交いを追加して、金物と構造用合板で補強します。

この工事の合間を縫ってグラスウールを構造材の空間部分に滑り込ませます。


今回のリフォームで、耐震強度は0.7を超え、断熱性のQ値は2程度になる見込みです。

耐震強度の0.7は高い数字ではありませんが、耐震強度が 0.7 以下のものをすべて 0.7まで改修することができれば、東海・東南海地震における木造住宅の倒壊による予想死者数は,改修をしない場合の 1600 人から80人程度と20分の1以下となります。

またQ値は、1.9で次世代省エネルギー基準をクリアしますから、さらに天井の断熱増強と窓の3重・4重化を予定しています。

本日の発電量 46.8kwh