・被災地支援が見劣りする駒ヶ根市

長野県は、栄村が地震の被害を受けた被災地ですが、放射能汚染で苦しむ東北の避難者を受け入れる支援地でもあります。

飯田市では、福島県南相馬市からの要請を受け、避難者を受け入れています。

市のマイクロバス3台、信南交通45人乗りバス2台、3tトラック1台を用意し、計140人を下伊那の市町村と連携してお連れしました。


飯田市が公開している受け入れ態勢です。
南相馬市からの避難者に関する対応状況】
・支援に必要な物資については、食糧も含め満たされています。食事については、市内業者に依頼し毎食弁当を提供しています。
・寝具については、市内業者からレンタルしています。
・現在、各避難所に職員が2人常駐し対応にあたっています。
医療機関への受診希望者について、市立病院を受診窓口として現在各施設の担当者が送迎を行っています。今後は市マイクロバス(シャトルバス)での 送迎を予定しています。
・保険証未所持者(20人)に対して「証明書」を交付しています。
・引き続き保健師の巡回による健康状態の把握、また生活相談を実施しています。
・保育園、小・中・高校の受け入れについて検討を進めています。

リニア新幹線を受け入れる南信の中核都市にふさわしい振る舞いだと感心します。


一方、わが町、駒ヶ根はどうでしょうか。

姉妹都市の二本松に職員を派遣するなどそれなりには努力していますが、飯田市に比べれば見劣りしてしまいます。

個々の職員が一生懸命に支援に励んでいることは言うまでもありませんが、自治体として、すなわち市長の志の違いではないかと思います。


また、被災者を受け入れる長野県内の宿泊施設の一覧を見ても、駒ヶ根の志の低さが際立っています。

長野県内震災避難者受入可能宿泊施設一覧

有料の宿泊施設が被災者のために利益を度外視して受け入れる取り組みです。


料金区分の最高額(8001円以上)を提示している宿のほとんどが駒ヶ根市の宿です。

伊那市の小黒川渓谷キャンプ場が食事なしで8001円以上としているのに比べれば、まだましかもしれませんが、飯田市の宿の多くが3001円〜5000円と低料金で受け入れているのと比べると、見劣りは否めません。

駒ヶ根市民として恥ずかしい・・・。

駒ヶ根市のしぶき荘さんが、3食付で3001円以下と際立った対応を示してくれているのがせめてもの救いです。


災害は、明日は我が身かもしれないので、見本となる近隣自治体の背中を見て、被災地へのより一層の支援の手を差し伸べるやさしさを持った駒ヶ根市を目指して欲しいと思います。

市の対応が物足りないとなったら、叱咤するのが市議会の役割のはずです。

市民の代表であるはずの市議会の動きがまったく見えないことに落胆するとともに、駒ヶ根市議会の改革に取り組まなければならないとの思いを強くしました。

本日の発電量 60.2kwh

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