・運転技術の向上が判るグラフ化

日産リーフのカーウイングスでデータを収集し始めた10月から3月までの電費の分布をグラフ化しました。
エアコン(ヒーター)の影響は除外して、月毎にグループ分けしてあります。

気温分布が似ている11〜12月と3月で近似線を入れて比較してみました。

同じような気温でも3月の方が電費が良くなっている原因は、運転技術が向上したと考えられます。

平日は奥さんが通勤に使っているので電費が低い範囲に相当します。
この範囲では、11-12月と3月で電費に顕著な違いは見られません。
うちの奥さんは、特に省エネ走行を意識していないので変化がない、すなわち車として電費が向上しているのではないことになります。

一方で、休日や遠出は私が運転しますが、電力消費シミュレーターを使って効率的なルートや速度、充電量を探ってから出かけます。
千メートル超の峠越えが連続する厳しい行程で出かけているにもかかわらず、電費は10近くに伸びています。
運転技術の向上が現れていると思います。

シミュレーターで走行に必要な電力量をかなり正確に把握しているので、途中の充電スポットでは必要な分だけ充電するから時間が短縮できます。
満充電に近づくと充電速度は落ちるので、電池残量の比較的少ない範囲を使って走行することでも充電時間が短縮できます。
充電で短縮した時間を走行中の余裕に充てるので、のんびり走るから結果として電費が良くなります。

運転技術の向上は、アクセルの踏み方に限ったものではなく、事前のドライブ計画まで含めた総合的なレベルアップの成果だと思っています。