・急速充電は〇、普通充電は× 常識が逆?

12Vバッテリーをディープサイクルバッテリーに交換して、走行用バッテリーが安定してきたところで充電方法とバッテリー状態の相関を調べてみました。

回生発電との相関も調べるためには急坂を長距離走る必要がありますが、週末に旅した小菅村から昇仙峡への行程にR411の柳沢峠があり、都合よくデーター収集できました。

充電方法も普通充電と急速充電、普通充電は100Vと200Vなど多様な組み合わせができました。

その結果が、これ↓

〇で囲んだ#1は日常の通勤に奥さんが走行した時ですが、200V80%充電の後にHx(走行用バッテリーの健全性)が下がっています。
遠出するために200V100%を充電をしたところでHxの低下は止まりました。
二度目の急速充電した#2で若干の改善がみられます。

宿で100V100%充電をした後に柳沢峠で大量の回生発電を始めたところ、Hxが下がり始めました。#3
しかし、次の昇仙峡ラインのポッチ峠での回生発電では変化がありません。
電欠寸前までバッテリーを使い切ってから急速充電した#4では、HXが大きく改善しました。

ところが、矢印で示したところで止まりました。
矢印のところまでが遠出で、そこから後は日常の通勤利用です。
#5では4時間で50%分を充電しましたが、そこから現在に至ってHxが低下傾向です。

短期間の観察ですが、特徴として着眼すべきは、
1)100%充電で劣化が止まる。#1
2)バッテリー残量に余裕があるときよりも使い切った後の急速充電の方が回復している。#2、#4
3)バッテリーに良いとされる200V80%充電の後に劣化が進む。#1、#5
4)急激な回生発電でも劣化が進む場合がある。#3
5)細切れにバッテリーを使う日常の使い方よりも、長距離を走行した方がバッテリーは良い状態を保つ。#4矢印

特に1)から3)は、これまでの常識と正反対の現象です。

短期間の観察なので、これを受けて何かが判るということではありませんが、常識が本当なのか疑ってみる価値がある現象です。
現象の要因には、ある程度見当がついていますが、解析はもう少しデーターが蓄積できてからにしたいと思います。

LeafSpyを使っている皆さんも、自分の走行データーを検証してみませんか?