EVで信州ドライブ 乗鞍高原編

電気自動車で楽しむ山岳ルートを紹介します。
シリーズ化したいと思うので、内容への注文や目的地に加えてほしい名所など、遠慮なくコメントしてください。

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今回は、【乗鞍高原】です。
ドライブルートの概要は下記の通り。

伊那谷を起点に塩尻を経由して乗鞍高原に入り、自家用車が制限される手前の三本滝でプチハイキング。
・乗鞍観光センターで急速充電して、一の瀬園地で見ごろを迎えたレンゲツツジを鑑賞。
野麦峠長峰峠などを越えて木曽へ出て、権兵衛トンネルを抜けて伊那谷に戻ります。


乗鞍スカイラインは一般車両通行止めで、ゲートの前には番人が見張ってます。

でも、乗鞍の魅力はスカイラインだけではなく高原全体に広がっていました。
そのひとつ、三本滝を訪ねました。
往復一時間弱で登山道が整備されていますが、悪路もあるので足ごしらえは必要です。


長野県の名勝に指定され、日本の滝百選にも選ばれている三本滝。
左の滝は水量不足で落水がほとんど無かったけれど、正面の滝と右側の滝は見事でした。

標高差にして300メートルほど下ると、乗鞍観光センターの道を挟んだ向かい側に、立派な電気自動車専用の充電施設が設置されています。
急速充電器の他にも普通充電器が2基あるので、ここに預けて乗鞍探勝にたっぷりと時間をかけることもできそうです。


充電施設の脇を通る道を下ると、広大な一の瀬園地。
ちょうどレンゲツツジが見ごろを迎えていました。


朝8時だというのに多くのカメラマンが朝日に浮かぶ乗鞍とレンゲツツジのコラボレーションを狙っていました。
昨日は雨が降る曇り空でしたが、今日は雲一つない青空。


一の瀬園地に通じる道は、元はスーパー林道として高額な通行料金が徴収されていたようです。
すれ違いが難しいほど狭いところもあり、路上に落石が珍しくないので運転は慎重に。


野麦峠は標柱の文字が消えかかっていましたが、広い展望デッキからの眺めは爽快です。
映画「あゝ野麦峠」も有名ですが、ここには全国唯一の峠の資料館「野麦峠の館」があります。


長峰峠から木曽へ出て、権兵衛トンネルを抜けると伊那谷に戻ります。
長野県側から乗鞍スカイラインが開通するのは7月なので、6月のこの時期は通行量も少なく気持ちの良いドライブが楽しめました。

さらに、リーフのリチウムイオンバッテリーが大幅に再生できたので、二日連続で訪ねてしまいました。
見どころがたくさんあるので、何度でも足を運びたくなる場所です。


秋の紅葉のシーズンには鮮やかに衣替えするので、楽しみが満載です。

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6月14日(土) の走行記録

距離:251km、消費電力:24kWh、平均電費:10.4kWh/km

【往路】
行程:駒ヶ根の自宅(100%:12/12セグ)→乗鞍観光センター(17%:1/12セグ)
距離:110km
消費電力:13.8kWh、電費:7.9
平均気温:13℃
最高到達点にて電池残量:1.9kWh(0/12セグ)、航続可能距離:3km

【復路】
行程:乗鞍観光センター(90%:10/12セグ)→駒ヶ根(19%:1/12セグ)
距離:142km
消費電力:10.2kWh、電費:13.9
平均気温:15℃

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6月15日(日) の走行記録


距離:225km、消費電力:22kWh、平均電費:10.2kWh/km

【往路】
行程:松本日産 駒ヶ根店(86%:9/12セグ)→乗鞍観光センター(15%:1/12セグ)
距離:86km
消費電力:12.3kWh、電費:7.0
平均気温:8℃

【復路】
行程:乗鞍観光センター(85%:8/12セグ)→駒ヶ根(19%:1/12セグ)
距離:139km
消費電力:9.7kWh、電費:14.4
平均気温:18℃

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二日連続で乗鞍に行って感じたことは、気温の変化が激しく電費にかなり影響が出たということです。
朝の気温が6度に下がった影響で、乗鞍への往路は電費が一割以上低下しました。

山岳ドライブはしっかりとした準備と十分な余裕が必要です。