リーフアプリの欠陥に危機意識が足りない日産

外部からの指摘でスマホ用アプリがハッキングされる危険性に気が付いた日産だが、危機意識が不足していると思う。

ユーザーへの告知文。

「なお、LEAFおよびe-NV200におけるクルマの運転に関わる機能・個人情報漏洩などの心配はございません。
オーナーの皆さまにはこれまでどおり安全に、おクルマにお乗りいただけます。 」

バッテリー残量はリーフの運転に関する最重要条件だ。
悪意を持って操作すれば電欠させることもできる。
自社で欠陥を見つけ出したのではなく、一部の欠陥を外部から指摘されただけなので「安全」と言いきれる立場にはないはず。

事態の深刻さを矮小化してメーカーとしての責任を希薄にしようとするところに気が行ってしまって、ユーザーの安心への大切な配慮に欠けている。
リーフ乗りの多くが、常日頃の日産の対応として感じている延長線上にあるから驚くことでもないが・・・。

この件はネットニュースで速報されただけでなく、全国紙はおろか地方紙でも報道された。
自動運転車をいち早く市場に出そうとしているメーカーとしては大失態だ。

EV-IT関係のアプリやweb機能はこれまでも不具合だらけ。
使える機能も中にはあるが、信頼性は当たるも八卦当たらぬも八卦のレベルにとどまっている。
提供された情報を信頼して、安心のドライブに出かけられる状況とはいいがたい。

特に30kWh版を販売しているのに、情報提供は24kWhに限るというお粗末な対応は日本を代表する自動車メーカーとは思えない。
企業として根本的なところに問題があるようだ。

そろそろ経営トップが替わった方がいいのではないだろうか。