亀マーク異常をリコール隠しホットラインへ報告

亀マーク異常のMy30kWhリーフを放置する日産に業を煮やして、国土交通省の不具合情報ホットライン(いわゆるリコール隠しホットライン)に相談した。

対応した自動車局審査リコール課の担当官は状況を聞くなり「本件は重大な不具合案件なので申告してください」ということになった。
申告はその場で受理された。

亀マーク(出力制限表示灯)が点灯する条件として取扱説明書に記載されている
・極めて低残量
・極めて低温
・極めて高温
・故障
から、日産は真っ先に「故障」を除外した。
その理由は「故障データーが記録されていないから」。

記録されているデーターから、電池温度3セグメントで低温と高温は除外、航続可能距離13kmで低残量も除外されて故障が要因として最有力であるにもかかわらず、コンピューターが故障と診断しなければ故障ではないとする日産の過信を担当官は重大だと考えたようだ。

日産は検査偽装で自動車メーカーとしての信頼が失墜している。
その日産の過信を担当官は見逃さなかった。

また、亀マークは出力制限を伴う重大な警告を意味している。
高速道路上での出力制限は事故に遭遇する危険性が高まる。
こうした観点からもリーフにおける亀マーク異常は、国土交通省によって「重大な不具合」と認められた。

国土交通省は、リコール届出の過程において以下のような役割を担っている。
・不具合情報の収集・分析
・メーカーのリコールへの取組状況の調査
・取組状況が不適切であれば指導又は監査等
・届出内容が不適切であれば改善指示
・メーカーが自主的にリコールを行わず、かつ、事故が頻発している場合には勧告・命令

亀マーク異常が発症した全国のユーザーは不具合情報ホットラインに報告しよう。
件数が多いほどリコールへの国土交通省からの圧力が高まるからだ。
http://www.mlit.go.jp/jidosha/carinf/rcl/hotline.html