・麻生首相は環境もアメリカの後追い

緑の経済と社会の変革構想日本の政策はアメリカのご機嫌を伺って右往左往している。

環境政策では、その傾向が顕著です。


ブッシュ前大統領の時代は、アメリカが一国主義を貫いて、地球を壊してでもアメリカが繁栄すればよいという、無謀な政策が続いていました。

優れた省エネ技術で日本はアメリカに対して優位な立場でいられました。

しかし、地球環境を重要政策の課題として位置づけるオバマ政権の誕生で、立場は一気に逆転しました。


太陽光・風力発電バイオ燃料などの国際再生可能エネルギー機関(IRENA)が今月発足。

これまでは参加に消極的だった米国に歩調を合わせていた日本だったが、オバマ米大統領地球温暖化対策を重視しているため、方針を転換した。

当面はオブザーバー参加だが、将来は正式に加盟することも視野に検討する。

これもアメリカの顔色を伺いながらの判断になるようです。


麻生政権の下では、地球環境問題で日本が主体となって取り組むことが困難であることは、環境省の施策を見れば分かる。

昨日更新された環境省のアイデア募集。

環境対策を通じて景気回復・雇用創出と地球温暖化など環境問題の解決を同時に実現するべく、日本版グリーン・ニュー・ディール、「緑の経済と社会の変革」に関して、アイデア・意見の募集
これから具体化するアメリカの環境政策を焼きなおして日本版とする情けなさ。


地球温暖化防止で日本が活躍するためには、麻生自民党では足を引っ張るだけで、障害にこそなれ役に立たない。

民主党政権を早期に確立し、岡田副代表が実権を握って社会構造の転換を図らなければだめだ。

景気回復と呪文を唱えていれば、そのうち効果が上がると思ってのんきに構えている麻生太郎お坊ちゃまが、時間を浪費している間に世界はどんどん変化している。