・飯田市が呆れる昭和伊南病院人事



駒ヶ根にある昭和伊南総合病院が危機的な状況にあることを、地域の住民で知らない人はいないでしょう。

経営形態の見直しでは、現行は一部を適用している地方公営企業法の全部適用に09年度移行し、組合長が任命する企業管理者を配置することになっています。

企業管理者は経営に一定の権限を持ち、予算調整や職員給与・勤務条件などについて弾力的な運用が可能となる。

その経営トップが適切な判断をするために必要な支援を担うのが経営企画室であり、そこの室長に飯田市の元副市長が就任しました。


しかし、この人事について飯田市の読者から、「とんでもない人をそちらに送り込んでしまった・・・」と、衝撃の報告が舞い込んで来ました。



市長の一期目、当時の助役を民間からとのことで市長が開発銀行出身(政府系)で県内で唯一人脈のあった82BKに依頼し、慶応、早稲田出身の2名が浮上。
市長が早稲田OBであったせいかO氏に決まった。
地元では慶応OBとの下馬評であったがO氏に決まった。
早稲田ラインで市長は進もうと思ったが結果として飯田地区での経済界の影響力は慶応閥が強く、この事は後にあらわれてきました。(2期目は確実に早慶戦の様相になった)

その後副市長になる訳だが、その間元々銀行においても営業畑ではない為、人脈に乏しく、出身高校、地元と松尾でもほとんど名前さえ知らないのが現状であった。
行政改革本部長となる訳だが何一つ実績を上げられず、議会でも答弁さえできず市職員からも相手にされず、本来副市長(助役)は従来、部、課長をはじめ、市長に伝えたい事を相談したりするのが役目の重要性を理解できず副市長の来訪者もほとんどなく、市職員、市役所の活力の低下はひどい状態となり、まあ任命責任のある牧野市長にその原因はあるのだが、その結果、市の関連団体三セク等で本人が取締役をしていた会社がほとんどこの間どうにもならなくなり、天竜峡温泉宿舎破たんは全くひどいものであり、議会側も調査委員会を作る(市で初めて)いわゆる所管事務調査を実施するに至り市長支持議員からも反対、追求の火の手が上がるありさま。
逆に言うとO氏の唯一の功績は82BKの3000万近い負債を公的資金(市)を導入して片がわりし、その会社を解散させ、新たに4000万を投入して市の直営会社にしてしまった。
破綻した会社の社長(地元自治会長)はあて職はまだしもO氏以下、取締役も何ら責任もとらず市民の税金を利用しただけで、何らの具体的責任もとらずに今期、退職金を1600万もらって1期4年でやめちゃった男です。

私の聞いている話では、病院の医師の不足に関連して、病院関係者と信大を含め、依頼活動をしていたが病院関係者もあきれるほど何んにも熱意もなく、積極的なアプローチもしないので、市長が彼に対して真剣に取り組む様、相当強くせまったところ、本人はびっくりして急に仕事に対する意欲を失い、辞意を口に出し、ここにいわゆる銀・銀コンビが解消する事になり、この事は議会における副市長人事の混乱を招き、牧野市長のリーダーシップの弱さを露呈する事となった。

いずれにしても、病院経営の能力はゼロ、一般企業の財ムもほとんど期待することはできない

<おまけ>
82BKの長野時代の「オリンピック室」では、あの吉村知事の裏金疑惑の関係者として、その筋では当たり前の話しで、投資会社の社長など、結果としてここ5、6年で、82退職→投資会社→飯田市副市長→駒ヶ根病院と天下りをつづけ都合3回の退職金をもらいながら、さて昭和伊南ではどうするのか、注目にあたいする。

飯田の心のある人達はあきれているのが本音です。

情報提供者は飯田市の政治・行政に深く関与し、内情に精通している方ですから信頼度はきわめて高い。

昭和伊南総合病院は危機的な状況にあり、財務に優れる人材が求められていた。

しかし、その着任した人物の能力に外部からも疑問の声が出ている。杉本市長は、しっかりと調査した上で採用に及んだのだろうか。

長野五輪の裏金疑惑の関係者でもある人物が駒ヶ根市財政問題にも深く関与することが市民感情としては受け入れられない。


それにしても、飯田市の内部から「病院経営の能力はゼロ、一般企業の財ムも期待できない」と酷評される人物を病院経営の中枢に招き入れた杉本市長の人選能力の低さにはほとほとあきれてしまう。

市長公約で副市長を外部の民間から連れてくると、大嘘を市民についた杉本市長だからと納得できてしまうことに、駒ヶ根市民は落胆するしかない。


12日からは飯田市議会議員選挙が始まる。

飯田市の過去と将来を駒ヶ根市と比較して注視する必要が出てきたようだ。