・飲酒運転を許す国の方針

自動車産業で飯を食っている北陸スバルの社長まで飲酒運転で逮捕されました。

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酒気帯びで車を運転し交差点で接触事故を起こしたとして、石川県警金沢東署は3日までに、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで、北陸スバル自動車(本社金沢市)社長の廣瀬研二容疑者(61)=同市彦三町=を現行犯逮捕した。

同署によると、廣瀬容疑者の呼気からは、1リットル当たり0.25ミリグラム以上のアルコールが検出された。「ビールを中ジョッキで10杯、水割りを数杯飲んだ」と供述し、容疑を認めているという。

逮捕容疑によると、廣瀬容疑者は2日午後11時10分ごろ、酒気帯び状態で自家用車を運転し、同市彦三町の交差点で、信号待ちをしていた隣車線の乗用車に接触した疑い。

同署によると、廣瀬容疑者は接触事故後、いったん車を止めたが、再発進し現場から走り去ったという。当て逃げされた車を運転していた会社員男性(41)は廣瀬容疑者の車を追跡しながら110番。合流したパトカーが約20分後に廣瀬容疑者の車に追い付いた。
時事通信 2009/06/03-19:22)

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30日には山形市の警部補が飲酒運転で逮捕されました。

市町村の職員や自衛隊員の飲酒運転も続発しています。

一般市民よりも法令順守が求められるこれらの地位にある人でも、気軽に飲酒運転できてしまうところに問題の根深さがあります。


何度でもいいますが、飲酒運転は故意による犯罪であって過失ではない。

相当に悪質な犯罪者です。

厳罰に処する必要があるにもかかわらず、自動車にかかわる犯罪は大目に見られる傾向にある。


自動車産業の保護を理由に、運転免許はほぼ誰にでも与えられ、高齢で運転技能を満たさなくても取り上げられることはない。(一部例外を除く)

自動車をたくさん国民に買わせるために免許をばらまき、危険を蔓延させているのは国による自動車産業優先政策の弊害です。

飲酒運転に甘いのも、その影響から来ている。


自動車産業が国の原動力であった時代は終わろうとしている。

自動車に乗って起こした犯罪が軽くなる悪弊は早期に是正することが望まれる。