・セントラルヒーティングで全館暖房

天井内を巡る特製セントラルヒーティングの給気ダクト浅田真央の銀メダルは立派でしたね。

金メダルのキム・ヨナが別次元の出来だったので、納得せざるを得ないですから。

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ここのところ暖かい日が続いていますが、本日は雨で、陽が当たらず家の中は少し肌寒い。

セントラルヒーティングを稼働してみました。

昨日完成した空調システムのことです。


熱源は縁側に設置した薪ストーブで、縁側を仕切る障子の鴨居の上の壁が「垂れ壁」の役目をして暖気をため込みます。

これを縁側の天井に取り付けた換気扇(シロッコファン)で吸い込み、ダクトを通してあちこちの居室に吹き出す仕組みです。

換気扇は三菱電機のダクト用換気扇VD−18ZL8というオール金属の24時間換気機能付きタイプです。

定価は31,185円ですがオークションで運良く3400円で落札しました。

低騒音型で24時間換気モードでは26dBと、日常生活ではほとんど音が聞こえないほど静かです。


ダクトにはボイド管とアルミダクトを併用しました。

ボイド管を使ったのは、安いことと鉄に比べて断熱性に優れているし、かなり強固。

アルミダクトは曲がりの部分を受け持ちます。


最遠端は12m以上あるので、途中で熱がかなり逃げる。

断熱はダクトにグラスウール50mm厚を巻き付けた。

分岐ボックスは断熱するのが面倒なので36mm厚の杉板で作ってある。

杉板は断熱性に優れていて、分岐ボックスはグラスウール20mmで断熱したのと同じになる。


設計風量は、子供部屋で毎時90立方メートルの予定。

吹き出し温度が室温プラス20度の時に540kcalの熱を運ぶことができる。

外が氷点下5度でも室内は20度になる。(マイナス10℃でも室温は15℃)


今日の試運転では吹き出し空気の温度は最高37度。

設計条件をクリア!

全館暖房で家の中の温度差がなくなり「ヒートショック」の危険性もなくなる。


30年前の普通の在来木造住宅が、最新の空調システムに匹敵する快適な住宅に生まれ変わりつつある。

ただし前提条件として断熱リフォームを計画通りに工事すること。

政府による断熱リフォーム補助があるから、やる気も期待も倍増する。