・標高差を考慮した電費の試算


台風の影響で外で作業できなかったので、パソコンをいじって欲しかったデータ解析を試みました。
リーフで走行した時に、ルートの勾配や車速がどのくらい電力に影響するのか計算できるようにしました。

ルートラボというyahooのサービスを利用して、走行ルートの詳細な標高データを入手します。
モデルを単純化するために大まかに「上り」「下り」に区分します。
区分した距離と高低差から上りの勾配抵抗、下りの回生発電量を算出する。

平坦路の転がり摩擦抵抗、空気抵抗、加速抵抗など計算してトータルすると必要な電力量が計算できます。
車速と乗車人員(積載重量)で大きく変わります。

長野県の飯山市から長野道の梓川SAまでの行程で試算すると、3人乗車の時で時速80キロだと12.7kwhですが、120キロに上がると19.2kwhと1.5倍に跳ね上がります。
高速道路はゆっくり走ったほうが経済的だと再確認。
簡単な試算なので、過去に走行した実証データと照合して少しずつ精度を高めていこうと思います。

試算した電費は7.2km/kwhで、実際の走行では7.4km/kwh。
終盤に上り下りが連続して、リーフの航続距離計算が当てにならないルートです。
もちろん「目的地に到達できない」と警報が頻発します。

最後の下りで回生発電するから目的地には到達できるのですが、予備知識がないと急こう配の上りを走行している時には絶望します。
カーウィングスのルート検索でも到達可能かどうかの判断はできますが、途中がどのような状況になるのかわからないので安心感は得られません。
未経験のルートを走行するするためには目安として欲しいですよね。

日産がユーザー向けに開発してくれればいいのにな。