・国道日本一・二の峠越え その2 渋峠

観光と療養を兼ねて志賀硯川温泉へ行く道中に、日本一の標高にある渋峠を越えてみました。

軽井沢役場で89%まで充電します。
気温が15℃でバッテリーも温まっていたので30分で入りました。
途中の草津で補充電するつもりなら20分も充電すれば十分です。

軽井沢は星野エリアなどで一部渋滞することがありますが、それ以外は車も少なく快走できます。
日本ロマンチック街道(R146〜R292)を気持ちの良い高原ドライブで道の駅・草津運動茶屋公園に到着。

ここから渋峠を越えるには6.5kWh消費する見込みです。
若干の余裕をみて電池残量は40%あれば通過、なければ充電です。
充電器を利用するには事務所に依頼するシステムのようです。

ここに至る途中で、道路上の電光掲示に「志賀草津道路、凍結通行止め」と表示されていました。
急いで日本道路交通情報センターへ問い合わせますが、情報が錯そうしているようで返答に困っているようでした。
しばらくして再度問い合わせると「現在通行止めは解除されているようだが流動的です。現地の判断が優先するので行かないと分からない」・・・。

迂回することもできないので行くしかありません。
現地の判断は◎でした。
気温が上がったので路面の氷が融けて通行可能になったようです。
悪天候ならこの先に進めない可能性もあるので、残雪の志賀草津はギャンブルです。


志賀へ抜けられると分かったので安心して草津温泉でお土産を買い求めます。
お目当ては松むら饅頭。
昼過ぎには売り切れてしまう人気店なので予約しておきました。

草津の温泉街を抜ける路地は人混みをかき分けて進みますが、リーフは走行音が静かなので気が付いてくれません。
歩くよりもゆっくりした速度で安全優先です。


草津温泉を抜けると、日本で最も見晴らしの良い山岳道路です。

白根山の湯釜は、強風で立っていることも難しいほどでした。
看板だって傾いてしまいますね。
気温は3℃ですが、猛烈な風で体感温度は氷点下です。
この時期、防寒着なしには湯釜への散策は無理です。
手袋をしているのは私たち夫婦と現場の管理官だけでしたが、必携ですよ。

ついに国道日本一地点に到達。
ここは駐車スペースが狭く大混雑。
運良く空きがあって「日本国道最高地点標高2172m」の標識横に滑り込めました。

電池残量は2.8kWh(14%)でした。
道の駅草津運動茶屋公園から7kWh消費。
見込みよりも0.5kWh多かったのは、草津温泉街の雑踏と気温(2℃)の影響でタイヤの転がり抵抗が増加したことが原因だと思います。


峠を越えてしばらく下ると「横手山のぞき」です。
志賀高原ルートにある横手山展望台のことです。
まさに天空からの眺望。
晴れた日には、富士山から白馬山麓・斑尾高原まで、さらには佐渡ケ島も見られます。
最高の景色ですよ。

今回の旅の目的地、硯川温泉に到着。
早目にチェックインして温泉三昧でした。


翌日は、長野で充電して白馬のジャンプ台に上り、安曇野で充電して帰路につきました。
帰路の途中でリチウムイオンバッテリーが再生してSOHが86%に向上♪
遠出する目的の一つを達成しました。


《走行条件》
日付 5月10日(土曜日) 
時刻 11:40 軽井沢役場発〜12:40 道の駅草津運動茶屋公園〜14:10 渋峠着(途中白根山湯釜散策50分)
気温 最低2℃(渋峠)、最高17℃(軽井沢)
車両 MC前リーフ SOH85%→86%
タイヤ エコピアEX10 転がり抵抗AA(転がり抵抗係数7.6)
速度 法定速度+10km/h
走行距離 119km

《電池状況》
平均電費 10.7km/kWh(渋峠まで5.1km/kWh) ※1
軽井沢役場 25%→87% 11.7kWh充電
渋峠 残量14% 12.2kWh消費
日産長野店 残量26% 1.1kWh回生充電(6kWh消費、7.1kWh発電)


※1 リーフの平均電費は峠の下りで計算不能になります。
日産長野店で車載メーターに表示された電費は8.3km/kWhですが、実際は10.7km/kWhです。
電費8.3で119km走るには14.3kWh必要ですから、長野には到達できず中野辺りで電欠しているはずです。