・充電量と利用可能量

EVの充電方法には100V、200V、EVパワーステーション、急速充電など多様です。
バッテリーに与える影響もそれぞれで違うし、充電効率も異なるようです。

充電器やモニターに表示されるのは「充電器が消費した電力量」で、電気代や環境負荷を知る場合の参照値となる。
しかし、充電で注目するのは使えるエネルギーだと思います。
ガソリン車と違って、入れた量と使える量に差があるのですから。

最も知りたいはずの「使えるエネルギー量」が的確に判らないのがEVの欠点です。
電池残量計は思いっきりあいまいだし、%表示される車種もあるが絶対量が判らないからやはり感覚的なものになります。
電費は表示されても、もとになるはずの電力量が判らないのでは宝の持ち腐れです。

一方でリーフにはカーウイングスというデーター提供があり、走行に消費したエネルギーを正確に把握できる。
走行後の検証にとても役立っています。

走行中にカーウイングスと同様の情報を得るためにLeaf Spyというアプリを利用しています。
バッテリーに充電された使用可能なエネルギー量やリアルタイムの電力消費量を知ることができる。
でも、社外アプリに頼らなければ車の情報を知ることができないのはユーザーとしては不満が残ります。

メーカーが正確な情報をユーザーに提供しない理由は何でしょうね。
刻々と劣化するバッテリーの状態を知られることを恐れているのでしょうか。

車任せに乗る人もいれば、車のポテンシャルを最大限に引き出したい人もいる。
ユーザーの欲求を満たす、広範なオプションが設定されると使い勝手がさらに良くなると思います。