N-Link OWNERSがボロボロ

日産EVの通信機能(EV-IT等)の大規模なシステムメンテナンス、およびリニューアルが終わりましたが、予想通り大混乱になっています。

どこが下請けしているのか存じませんが、大したシステムでもないのにまともに稼働させられないとは情けない。

一部の作動している機能を確認したら、改悪されているところを発見。
日産の早期修復を後押しするためにも積極的にあら探しをしてやろうと思います。

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一つ目は電気料金シミュレーションで表示される走行済みルート。
以前はカクカクしながらも道路に沿っていましたが、リニューアルで完全に道路を無視しました。

スタートとゴールは判りますが、途中の経路は全くの不明。


ヘリコプター並に中央アルプス南アルプスを飛び越えてます。

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二つ目は単位。
N-Link OWNERSは様々なデーターをユーザーに提供してくれるありがたいサービスですが、リニューアルで単位が滅茶苦茶になったので利用する際に変換が必要です。

電力消費量は単位をWhにして正しく表記してほしい。
でも、時間の単位は千倍にできないから小数点の位置を3桁上げるのが正解でしょうね。

電力の単位はサイト全体で3桁間違っている。

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三つ目はリニューアル前から機能が向上していないルート探索。
ユーザーに誤解を与える外気温の設定です。
詳細設定で外気温が選べるが、エアコンの消費電力を計算するためだけの設定であり、外気温による空気抵抗や転がり抵抗の変化は全く反映していません。
今回のリニューアルで改善されることを期待しましたが裏切られました。

中央高速の駒ヶ岳SAで満充電したリーフが上高地の沢渡駐車場へ向かった場合に、外気温を30℃にしても、0℃にしてもバッテリー残量が同じと表示されます。
実際の消費電力には3.7kWhもの差が生じるにもかかわらず。
このルート探索結果は新車が基準なのでセグ欠けしていれば信頼に値しませんし、平地と高地の気温差が大きくなるこれからの時期にも精度が著しく下がります。

日産はナビの機能を根本的に変えるであろうFMCまで、現在の低機能ルート探索を使い続けるつもりのようです。


※上記のルート探索条件で5人乗車で気温が0度の場合は、エアコンを止めてもSOC90%以下のリーフは駒ヶ岳SAから沢渡上高地駐車場へは電欠して行けません。
ルート探索のバッテリー残量表示は限られた条件下においてのみ該当するのであって信頼すると裏切られることがあるので注意が必要です。