バッテリー温度が上がれば充電量が増える

寒い冬は充電量が減る。
暖かい春が待ち遠しい。

バッテリーに負荷を与える速度で走れば温度が上がって充電量も増えるといわれている。
高速道路で連続充電した時のグラフを見ると、充電を繰り返すたびに、一回当たりの充電量が1kWh以上増えている。

気温が上がっている区間では走行中にバッテリー温度が上がっているが、気温が安定すると走行中のバッテリー温度も安定する傾向がみられる。
電池の温度を上げているのは、主に急速充電のようだ。

夏だと走行中にバッテリー負荷がかると温度が上がるが、冬だと上がらないのは気温が低いからだろう。
すなわち空冷効果の差だ。

冬は外気の温度が低いから空冷の効果が走行負荷によるバッテリー温度の上昇を相殺している。
そこで空冷効果を止めるためにバッテリーを保温したのだが、高速走行中にバッテリーが上がり始める気温の見極めが重要だ。
気温が上がり過ぎるとバッテリーがオーバーヒートしてしまう。

昨年、関東一周二千キロに出かけた実績から気温が15℃以下なら走行中にバッテリー温度は上昇しなかった。
法定速度を上回る高速度だと話は違ってくるかもしれないが、安全運転を心がけているならば気温15℃あたりが保温を着脱する目安になりそうだ。