・そんなにもらって大丈夫?




市職員の給与などの状況の公表について(※PDFファイル)


駒ヶ根市の議員・特別職・職員の給与が公表されました。

おかわり通信さんが問題を指摘した成果の一つだと考えられます。
財政が逼迫(ひっぱく)しても取り分はしっかりもらう行政の体質を、
手作りのチラシを配布して地道に市民に伝えてきたことが反映されています。
市民活動の重要性を改めて認識しました。


さて、公表された給与の中身を見ると「???」と思うものがあります。
職員給与の比較対象となっているのが「国」です。
田舎の地方自治体と国家公務員の給与を比較するなどばかげていると思いませんか?
国会議員と市議会議員の報酬を比べないでしょ。
上を見すぎているから給与が下がらないのだと合点できます。


一方、駒ケ根市特別職報酬等審議会が市長・助役・収入役・教育長の給料と、市議会議員の報酬の金額について答申しました。
これを見ると、給料は現行の1%減額、議員報酬は据え置きです。
何のための審議会だかわかりません。
おそらく現状維持で答申をさせておいて、『市長の自主判断』で削減幅を広げる筋書きではないかと思います。
市長の点数稼ぎを演出しているわけですね。


他の市町村では高給取りの特別職や部長のポストを削減して、人件費を減らす努力をしています。
駒ケ根市は逆で、部長は16年度3人だったものが17年度は6人に増員されています。
人員を削減するといっても新規採用を止めて、定年退職でいなくなるのを待つだけですから職員の高齢化が進みます。
公表されたデーターでも職員年齢が上昇していますし、平均給与額も上がっています。
このまま既得権益を守って市の財政を食いつぶすつもりなのでしょうか・・・。