・18年度予算5 連結決算


駒ヶ根市が出血大サービスで資産の投売りをしているのには理由があります。
総務省第三セクターや公社を含めた連結決算を地方自治体に導入するつもりだからです。
今までは市民に見せたくない借金は公社などに隠しておけたのですが、まもなくそれもできなくなります。


そうなる前に、見かけ上だけでも公社などが抱える負債を圧縮する狙いがあります。
かといって、全部を一般会計に付け替えては、これまで隠してきた負債が露見してしまいますから、
損を承知で売却して、損失の一部を一般会計に付け替える裏技を使っています。


さらに、総務省では外部監査の導入も検討しているために、
駒ヶ根のようにでたらめな財務管理をしている自治体は内心ビクビクしています。
今まで裏工作していたものを表に出してもばれないようにするためには、
多大な損失が避けられないのです。


こうして現在の資産保有額48億を23億円にまで減らします。
単純計算で25億円分の資産を売却しますが、そのほとんどが適正価格を下回ります。
簿価と時価の差損だけでも4億円ですが、実際にはさらにそこから大幅値引きします。

キョウデンへの売却を例に取ると46%OFFでしたから、
12億円くらいは赤字を出すかもしれません。


これだけの損失を出してでも連結決算に備えなければならないほどに、
駒ヶ根市の財政は破綻しているですね。
それでも中原市長は自分には責任はないと逃げるばかり。

資産価値の下落は全国的なもの。
まちづくりにとって今後も重要な役割を果たす公社の運営に市長として全力を尽くすことが使命と考える