・道路建設と市町村合併

隣の松本市との合併について賛否を問う住民アンケートが年内に行われる波田町で、
21日、合併を支持する住民グループが結成されました。


一方で、合併に反対するグループは、道路沿いに町の自立を訴える看板をたてるなど、
合併の賛否を巡る住民の運動が活発になっています。
読者提供の情報を元に現状を考察します。


波田町では太田典男町長が、隣接する松本市との合併について、
年内に20歳以上のすべての住民を対象にした賛否を問うアンケートを行い、
賛成が多い場合は合併を申し入れる考えを表明しています。


このアンケートを前に、合併を支持する住民が、21日夜、町の保健福祉センターに集まり、
住民サービスを充実させるために合併は必要だとして住民グループを結成し、
今後各世帯にチラシを配って、住民に合併の必要性を訴えていくことを決めました。


一方、既に活動を始めている合併に反対するグループは、
合併によって住民生活が向上するかは疑問で合併の必要ないとして、町の自立を訴える看板を、
20日、国道沿いに設置した他、各世帯にチラシを配って理解を広げようとしています。


合併賛成派の多くは、バイパス推進派と重なり、一部では新長野県政連絡協議会との関わりも噂される。
逆に合併反対派は、2車線化に反対して1.5車線のバイパスなら認める住民によって構成されている。


問題のバイパス道路は波田町内では行き止まりの形で、隣接の松本市新村地区に入り込まないと
自然な形で国道158に再接続できない。
松本市新村地区はバイパスは絶対反対で拒否していて耳も貸さない状態とのこと。


しかし波田側のバイパス推進派は 道は途中まで作ればあとはいつかその先も繋がると、
安易に考えており、知事が村井に変わりバイパスは2車線になるのであろうと予想されているようです。
(新長野県政連絡協議会の利権者への約束お駄賃だからとの理由で?)
先のことは、松本市と合併が成立すれば、後は松本市に任せればいいと考えているとか。


反対派は道ができる事だけに反対してるのではなく、バイパス予定地は
細長い水田地帯の真ん中を二分し突っ切る形になります。
2車線で交通量が増えるバイパスに、二分された環境で農業が今まで通り継続できるか、
町の景観や環境保全の問題や交通の流れが変わる事により町の中がさびれるなど、
様々な環境の変化を懸念して運動してきたが、ほぼ現在の道幅のままとなる1.5車線ならと合意していた。


いわゆる平成の大合併を促した、合併特例法の適用期限だった去年3月を過ぎて以降、
県内では初めてとなる合併をめぐる住民アンケートを前に賛否双方の住民の運動が活発だ。